PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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第3部 Global File Services 共用ファイルシステム> 第24章 ファイルシステムのバックアップとリストア> 24.4 Solaris OE 標準コマンドによるバックアップ

24.4.1 ファイル単位のバックアップ

 マウントされた状態で、1 個のファイル、あるいは、ディレクトリ配下のすべてのファイルをバックアップする場合は、cpio(1)、tar(1)、sfccpio(1) を使用してください。

 cpio(1)、tar(1) では、エクステント属性は複写できません。エクステント属性情報用語説明を含む可能性がある場合は sfccpio(1) を使用してください。

 以下に cpio(1)、tar(1)、sfccpio(1) を使用しテープへバックアップする例を説明します。

# cd /userdata
# find . -depth -print | cpio -oc > /dev/rmt/0

# cd /userdata
# tar cvf /dev/rmt/0 .

# cd /userdata
# find . -depth -print | sfccpio -oc > /dev/rmt/0

 バックアップしたテープは、バックアップ方法がわかるように、ラベルをはって保管してください。cron(1M) を利用すると特定時間にバックアップを開始することが可能です。

 cpio(1)、tar(1) の詳細については、"Solaris X Reference Manual Collection"、またはオンラインマニュアルを参照してください。
 sfccpio(1) の詳細については、本書の "付録F.3.2 sfccpio(1)"を参照してください。

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