PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
目次 索引 前ページ次ページ

第3部 Global File Services 共用ファイルシステム> 第22章 ファイルシステムの操作(コマンド編)> 22.2 ファイルシステム作成からmount/umountまでの流れ

22.2.4 mount/umount/全ノード(u)mount

 GFS 共用ファイルシステムのマウント/アンマウントは mount/umount コマンドで行います。また、全ノードマウント/アンマウントは sfcmntgl/sfcumntgl によって行います。これらのコマンドは GFS 共用ファイルシステムを利用可能な、どのノードからでも実行可能です。マウント (全ノードマウント) の延長で sfcfsd と MDS が起動し、アンマウント (全ノードアンマウント) の延長で sfcfsd と MDS が終了します。

 /etc/vfstab にエントリが記述されていない場合にはマウントできません。また、マウントコマンドには、マウントオプションを指定できません。マウントコマンド実行時に /etc/vfstab の mount options に書かれたものがマウントオプションとして使用されます。

22.2.4.1 マウン

 mount_sfcfs(1M) の詳細については、本書の“付録F.1.5 mount_sfcfs(1M)”を参照してください。

 マウントは以下のように行います。

# mount /mnt/fs1
   マウントポイント: /mnt/fs1

# mount /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1
   代表パーティション: /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1

# mount /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1 /mnt/fs1
   代表パーティション: /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1
   マウントポイント: /mnt/fs1

22.2.4.2 全ノードマウント

 sfcmntgl(1M) の詳細については、本書の“付録F.2.13 sfcmntgl(1M)”を参照してください。

 全ノードマウントは以下のように行います。

# sfcmntgl /mnt/fs1
   マウントポイント: /mnt/fs1

# sfcmntgl /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1
   代表パーティション: /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1

# sfcmntgl /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1 /mnt/fs1
   代表パーティション: /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1
   マウントポイント: /mnt/fs1

 一部のノードでマウントに失敗した場合は、失敗したノード名が報告されます。

22.2.4.3 アンマウント

 umount_sfcfs(1M) の詳細については、本書の“付録F.1.6 umount_sfcfs(1M)”を参照してください。

 アンマウントは以下のように行います。

# umount /mnt/fs1
   マウントポイント: /mnt/fs1

# umount /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1
   代表パーティション: /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1

22.2.4.4 全ノードアンマウント

 sfcumntgl(1M) の詳細については、本書の“付録F.2.31 sfcumntgl(1M)”を参照してください。
# sfcumntgl /mnt/fs1
   マウントポイント: /mnt/fs1

# sfcumntgl /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1
   代表パーティション: /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1

 一部のノードでアンマウントに失敗した場合は、失敗したノード名が報告されます。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006