PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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第3部 Global File Services 共用ファイルシステム> 第21章 ファイルシステム操作(GUI編)> 21.3 変更

21.3.1 ファイルシステム属性変更

 GFS運用管理ビュー用語説明により、ファイルシステム属性変更を行う手順を説明します。

 ファイルシステム属性変更には、マウント情報の変更、ファイルシステムのチューニング、および quota機能用語説明の設定変更があります。

(1) ファイルシステムのアンマウント

 ファイルシステム属性変更操作を行う場合は、あらかじめ、全ノードでマウントされていない状態にする必要があります。

 ただし、quota 機能の設定変更については、マウント状態で行うことができます。

(2) ファイルシステムの選択

 メイン画面の「マウントツリー」または「ファイルシステム情報」フィールドから、変更を行うファイルシステムを選択します。タイプが sfcfs のファイルシステムだけ選択可能です。

   [操作]:[属性変更]を選択すると、ファイルシステム属性画面が表示されます。

 ファイルシステム属性画面は、画面切替タブにより「マウント情報」、「共用情報」、および「詳細情報」に遷移することができます。

(3) マウント情報の変更

 「マウント情報画面」では、「マウント情」の変更を行います。

 設定されている値を変更する必要があれば、パラメタの値を変更します。

 各設定値を変更前の設定に戻す場合は、<リセット>ボタンを押してください。

 <適用>ボタンを押すと、マウント情報変更の処理が行われます。

 「マウントポイン」は、フルパスで指定します。また、「ディレクトリ作成」で「作成する」を選択した場合は、以下の属性でディレクトリを作成します。

 オーナ : root

 グループ : sys

 アクセス権 : 775

[図 ファイルシステム属性のマウント情報]

(4) 詳細情報の変更

 「詳細情報画面」では、アップデートログ領域サイの変更、ファイルシステムのチューニン、および quota 機の設定変更を行います。

 設定されている値を変更する必要があれば、パラメタの値を変更します。

 各設定値を変更前の設定に戻す場合は、<リセット>ボタンを押してください。

<適用>ボタンを押すと、詳細情報変更の処理が行われます。

  <完了>ボタンを押すと、「ファイルシステム属性画面」が閉じます。

[図 ファイルシステム属の詳細情]

アップデートログ領域について
 アップデートログ領域サイズは、ログパーティション用語説明が分離されている場合だけ指定可能です。

 各パラメタの詳細については、本書の“23.4 quota (クォータ)機能”“付録F.2.2 sfcadm(1M)”“付録F.2.30 sfctune(1M)”を参照してください。

(5) ファイルシステムのマウント

 ファイルシステム属性変更の操作終了後、ファイルシステムをマウントします。

 ただし、quota 機能の設定変更時に、(1)でアンマウントしていない場合には、マウントする必要はありません。


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