PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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第3部 Global File Services 共用ファイルシステム> 第13章 ファイルシステムの構造

13.1 ファイルシステムのディスク上の構造

 この節では、GFS 共用ファイルシステムのディスク上の構造を説明します。

 GFS 共用ファイルシステムのディスク上の構造は、下図に示すとおり、以下の要素から構成されています。

[図 GFS共用ファイルシステムのディスク上の構造]

 GFS 共用ファイルシステムでは、Vデータ領域は 1024 バイト単位、ファイルデータ領域は 8192 バイト単位で管理しています。

 従来のファイルシステムでは、メタデータ管理域をディスク上に分散していました。しかし、GFS 共用ファイルシステムではメタデー用語説明を集中させることにより、メタデータへのアクセス性能を高めます。また、ファイルシステムのリカバリ時には、更新箇所が局所化されるため、アップデートロ用語説明によるリカバリ時間の短縮効果があります。

 なお、当社の GFS ローカルファイルシステムも同様な構造となっています。


下へ13.1.1 スーパブロック
下へ13.1.2 パーティション構成情報
下へ13.1.3 メタデータ領域
下へ13.1.4 アップデートログ領域
下へ13.1.5 ファイルデータ領域
下へ13.1.6 パーティション構成

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