PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
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第2部 Global File Services ローカルファイルシステム | > 第10章 RMSクラスタ運用でのGFSローカルファイルシステムの利用について |
ここでは、切替ファイルシステムの GFS ローカルファイルシステムにデータパーティションを追加する場合の手順について説明します。
設定にあたっては、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”、“PRIMECLUSTER RMS導入運用手引書” ならびに“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を併せてお読みください。
RMS が起動中の場合、RMS を停止します。
運用ノードがあるノードから、当該 GFS ローカルファイルシステムに sfxadd コマンドにより、データパーティションを追加します。
sunny # sfxadd -D /dev/sfdsk/gfs/rdsk/vol1200 /dev/sfdsk/gfs/rdsk/vol1000
以下の方法により、切替ファイルシステムの再設定を行います。
運用ノードのホスト名が sunny、待機ノードのホスト名を moony として説明します。
a) moony 側から moony のホスト ID を確認します。
moony # hostid 809fyyyy
b) sunny 側で、moony のホスト名とホスト ID の設定を sfxnode コマンドで行います。
sfxnode コマンドには、代表パーティションを指定してください。
sunny # sfxnode -a -n moony -i 809fyyyy /dev/sfdsk/gfs/rdsk/vol1000
c) moony 側で、デバイス情報の登録を sfxadm コマンドで行います。
moony 側から見たデバイス名を、ファイルシステムを構成するすべてのパーティションについて、代表パーティションを先頭にして指定してください。
moony # sfxadm -A /dev/sfdsk/gfs/rdsk/vol1000,/dev/sfdsk/gfs/rdsk/vol1100,/dev/sfdsk/gfs/rdsk/vol1200
異なったディスククラスの GDS ボリュームが追加された場合、以下の方法により、userApplication Configuration Wizard を使用して、RMS 構成定義の変更を行います。
設定にあたっては、“PRIMECLUSTER導入運用手引書”と“PRIMECLUSTER RMS導入運用手引書”を併せてお読みください。
RMS を起動し、以下の点に注意して、RMS 構成定義の設定が正しいことを確認します。
本手順の中で、RMS アプリケーションが起動に失敗する場合、以下のケースが考えられます。
以下に示す、対処をしてください。
対処:手順3.を参照して、切替ファイルシステムの設定を行ってください。
なお、カスケード運用環境における切替ファイルシステムへのデータパーティションの追加については、待機側となる複数のノード上で待機ノード側の作業を実施してください。
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