PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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8.3 デフラグメント・コマンド
GFSローカルファイルシステムでデフラグメントを行う場合は、sfxdefrag (1M)を使用します。
sfxdefrag(1M)は、代表パーティションのブロック特殊ファイル名、またはマウントポイントで指定されたファイルシステムとポリシーを指定してデフラグメントを行います。
sfxdefrag(1M)は、対象のファイルシステムがマウント状態 (オンライン) でも、アンマウント状態 (オフライン) でも行うことができます。なお、アンマウント状態でデフラグメントを行う場合は、あらかじめ/etc/vfstabにエントリを追加する必要があります。

sfxdefrag(1M)を実行する場合、ファイルシステムがマンウント状態 (オンライン) か、アンマウント状態 (オフライン) かを意識して、デフラグメントを行う必要があります。
マウント状態 (オンライン) にオフライン (-fオプション) 指定で実行した場合やアンマウント状態 (オフライン) でオンライン (-fオプション) 指定なしで実行した場合は、エラーとなります。
以下にsfxdefrag(1M)の使用例を示します。
- マウントポイント /sfxfs のファイルシステムを simple ポリシーで改善する場合
# sfxdefrag /sfxfs simple
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- アンマウント状態でブロック特殊ファイル /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol1100 のファイルシステムを adjacent ポリシーで改善する場合
# sfxdefrag -f /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol1100 adjacent
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- マウントポイント /sfxfs 配下のディレクトリ target_dir 配下を evacuate ポリシーで改善する場合
# sfxdefrag /sfxfs evacuate target_dir
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- ブロック特殊ファイル /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol1100 のファイルシステムをfreeポリシーで改善する場合
# sfxdefrag /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol1100 free
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- ブロック特殊ファイル /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol1100 のファイルシステムのディレクトリ /sfxfs/target_dir 配下を dircomp ポリシーで改善する場合
# sfxdefrag /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol1100 dircomp target_dir
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