PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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8.2 デフラグメントのポリシー
デフラグメント機能には、目的によって以下のポリシーがあります。
- simpleポリシー
ファイルに割り当てられているエクステントを連続化することで、エクステント数を削減し、ファイルのアクセス性能を改善します。
ファイルの全体、あるいは一部分の領域の再割り当てを行う場合に、大きな空きエクステントから割り当てます。
大きな空きエクステントが存在する場合には、他のポリシー(adjacent, evacuate)と比較して高速なデフラグメントを実現します。
- adjacentポリシー
ファイルに割り当てられているエクステントを連続化することで、エクステント数を削減し、ファイルのアクセス性能を改善します。
デフラグメント対象のエクステントの後方が空きエクステントとして存在した場合に、そのエクステントを割り当てて連続化させます。
- evacuateポリシー
ファイルに割り当てられているエクステントを連続化することで、エクステント数を削減し、ファイルのアクセス性能を改善します。
デフラグメント対象エクステントの後方が他のファイルで使用されている場合に、そのエクステントを順次移動し、そのエクステントを割り当てて連続化させます。
他のファイルで使用しているエクステントを強制移動させるため、時間を要しますが理想的なデフラグメントを実現します。
- freeポリシー
ファイルシステムの細分化した空きエクステントを連続化することで、大きな空きエクステントを作り出します。
- dircompポリシー
ディレクトリの不要エントリを削除してディレクトリを圧縮します。
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