Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド
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B.2.27 0x0010003E
[意味]
サイト証明書のニックネームに誤りがあります。
[ユーザの対処]
SSLによる暗号化通信を行うために構築した、証明書や秘密鍵を管理する環境により、以下の対処をしてください。
- Interstage証明書環境の場合
以下の手順で、リポジトリが使用しているSSL定義に、必要なサイト証明書を指定してください。
- リポジトリが起動している場合は、Interstage管理コンソールの[システム] > [サービス] > [リポジトリ]の[状態]タブでリポジトリを停止してください。
- 以下の画面で[定義の再取得]ボタンをクリックし、リポジトリが使用しているSSL定義を確認してください。
Interstage管理コンソールの[システム] > [サービス] > [リポジトリ]の[状態]タブの、使用しているリポジトリの[簡易設定]
リポジトリがマスタの場合は、以下の画面でも[定義の再取得]ボタンをクリックし、リポジトリがレプリケーションに使用しているSSL定義も確認してください。
Interstage管理コンソールの[システム] > [サービス] > [リポジトリ]の[状態]タブの、使用しているリポジトリの[詳細設定[表示]]の[レプリケーション先ホスト情報]
- 以下の画面で[定義の再取得]ボタンをクリックし、SSL定義に必要なサイト証明書を指定してください。サイト証明書が一つも登録されていない場合は、サイト証明書を取得、登録してください。
Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [SSL]の[一覧]タブの、リポジトリが使用しているSSL定義の[環境設定]
- リポジトリを起動してください。
証明書の取得、登録の方法については、以下の利用しやすい方法を参照してください。
- “セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage証明書環境の構築と利用”-“CSRによるInterstage証明書環境の構築方法”
- “セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage証明書環境の構築と利用”-“PKCS#12によるInterstage証明書環境の構築方法”
- 証明書/鍵管理環境の場合
SSL環境定義ファイルのユーザ証明書ニックネーム(user_cert_name)、またはSSLENV構造体のuser_certを、使用するサイト証明書のニックネームとした上で、再度処理をしてください。
ユーザ証明書ニックネーム(user_cert_name)については、“SSL環境定義ファイルの設定”を参照してください。
SSLENV構造体のuser_certについては、以下を参照してください。
- “アプリケーションの作成(C API)”-“関数インタフェース”-“セションのオープン/初期設定”-“ldapssl_init”
- “アプリケーションの作成(C API)”-“構造体の構成”-“SSLENV構造体”
上記の対応をしても改善されない場合、サイト証明書がSSL環境定義ファイルのユーザ証明書ニックネーム(user_cert_name)、またはSSLENV構造体のuser_certで指定したニックネームで登録されていない可能性があります。サイト証明書をSSL環境定義ファイルのユーザ証明書ニックネーム(user_cert_name)、またはSSLENV構造体のuser_certで指定したニックネームを指定して、cmentcertコマンドで登録してください。
cmentcertコマンドについては、以下を参照してください。
“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“SSL環境設定コマンド”-“cmentcert”
上記の対応をしても改善されない場合、SSL環境定義ファイルのユーザ証明書ニックネーム(user_cert_name)、またはSSLENV構造体のuser_certで指定したニックネームで登録されている証明書が、サイト証明書として登録されていない可能性があります。証明書をサイト証明書として登録する時に、cmentcertコマンドに-ownオプションを指定してください。SSL環境定義ファイルのユーザ証明書ニックネーム(user_cert_name)、またはSSLENV構造体のuser_certには、サイト証明書として登録した証明書のニックネームを指定してください。
cmentcertコマンドについては、以下を参照してください。
“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“SSL環境設定コマンド”
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