Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド
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第5章 保守

5.4 リポジトリの最適化

 リポジトリのデータベース格納先に指定されているディスク領域は、エントリの更新が行われることで、ディスク領域の断片化が発生し、再利用できない領域が生じます。この再利用できない領域については、リポジトリの最適化を実施し、ディスク領域の断片化を解消することで、ディスクの空き領域(再利用可能な領域)に変換することができます。このため、エントリの更新が行われる場合は、定期的にリポジトリの最適化を実施してください。
 ただし、再利用できない領域については、すべてをディスクの空き領域(再利用可能な領域)に変換することができないため、再利用できない領域が徐々に拡大し、ディスク容量不足が発生する可能性があります。このような場合は、ディスク領域を拡張してください。

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 リポジトリの最適化中に、システム電源断等が発生した場合は、データ破壊が発生する可能性があるため、リポジトリの最適化を実施する前に、必ずリポジトリのバックアップを行ってください。
 リポジトリのバックアップについては、“バックアップ”を参照してください。

 リポジトリの最適化は、以下の手順で実施します。

  1. Interstage管理コンソールを使用し、最適化するリポジトリを停止します。
  2. 以下の最適化コマンドを実行します。

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    リポジトリ名 rep001

    C:\Interstage\Enabler\server\bin\omsreorg.exe rep001 -r

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    リポジトリ名 rep001

    /opt/FJSVena/server/bin/omsreorg rep001 -r

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    リポジトリ名 rep001

    /opt/FJSVena/Enabler/server/bin/omsreorg rep001 -r

  3. Interstage管理コンソールを使用し、最適化したリポジトリを起動します。

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