PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (マルチパス機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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目次

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7.1.3 注意事項
- マルチパス機能は業務LANでのみ使用することができます。各ノード間の系間LAN(系間パス)、および運用管理ビューが使用する運用管理LANで使用することはできません。
- マルチパス機能の環境設定する際、インタフェース名(mpnetX)は各ノードで同一のインタフェース名に設定する必要があります。つまり、インタフェース名に"mpnet0"を設定した場合、切替え先ノードに設定するインタフェース名も"mpnet0"を設定する必要があります。
各ノードで異なるインタフェース名を設定した場合、リソースの登録は行えますが、それ以降に行う運用管理ビューでのクラスタサービス、あるいはuserApplicationの登録を行う際に、登録したリソースが表示されない場合があります。
- "/etc/opt/FJSVmpnet/conf/parameters"ファイルの"MAC-address"パラメタに、"-"(グローバルMACアドレス)を指定した場合、使用するMACアドレスは各ノードのグルーバルMACアドレスが使用されます。
つまり、運用ノードで使用していたMACアドレスを待機ノードに引き継ぎすることはできません。
運用ノードで使用するMACアドレスを待機ノードでも使用する場合は、必ずMACアドレス値を設定する必要があります。
- 上位プロトコルにFNAやSNAプロトコルを使用する場合は、"/etc/opt/FJSVmpnet/conf/parameters"ファイルの"MAC-address"パラメタに、"-"(グローバルMACアドレス)は使用できません。必ずMACアドレス値を設定してください。
- TCP/IPインタフェースは、それぞれのノードの"/etc/opt/FJSVmpnet/conf/hosts"ファイルに環境定義することで、クラスタ切替え時に自動的に活性化されます。
設定方法については、"第3章 導入"を参照してください。
- ATMを使用する場合は、1:1運用待機のみとなります。
- ATMに関するすべてのリソースは、必ず1つのクラスタサービス、あるいはuserApplicationに登録してください。クラスタサービス、あるいはuserApplicationを分けて登録した場合、クラスタの切替えが行われた際に通信を再開することができません。
- マルチパス機能では、使用するインタフェースが構成する通信パスの伝送路異常を検出し、すべての通信パスが使用不可となった時点でクラスタの切替えを行います。
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