PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (マルチパス機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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第7章 クラスタシステム上での運用

7.1 クラスタシステムへの対応概要

マルチパス機能では、クラスタシステムにおいて以下の接続形態をサポートしています。
マルチパス機能のリソースは、インタフェース単位に設定します。
クラスタ間の切替えは、運用ノードのパニックまたはハングでの切替えに加え、使用するインタフェースが構成する通信パスの伝送路異常を検出し、すべての通信パスが使用不可となった時点で切替えが行われます。
また、運用ノードと待機ノードに同一の環境設定情報を設定することにより、動作モードおよびMACアドレスなど情報を引き継ぎすることができます。
例として、運用ノードで使用するインタフェースの全通信パスが使用不可となった場合の切替え例を、"図7.1 全通信パス異常時の切替え例"に示します。
PRIMECLUSTER上での"userApplication"は、SafeCLUSTER上の"クラスタサービス"に相当します。詳細については、SafeCLUSTERおよびPRIMECLUSTERの用語集を参照してください。
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[図7.1 全通信パス異常時の切替え例]


下へ7.1.1 運用待機
下へ7.1.2 相互待機
下へ7.1.3 注意事項

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