PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (マルチパス機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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第2章 機能> 2.1 機能概要> 2.1.1 障害監視機能

2.1.1.1 障害監視

伝送路監視デーモンにより、運用中NICのスイッチまでの伝送路の接続状態(Link up/down)、通信(入出力)パケットのエラー発生率、および待機中NICのスイッチングハブまでの伝送路の接続状態(Link up/down)を監視します。
運用側のスイッチまでの伝送路あるいはNICで何らかの異常を検出した場合は、運用中NICから待機中NICに切替えを行い、伝送路監視も待機中NICの監視に切り替わります。また、待機側のスイッチまでの伝送路あるいはNICで何らかの異常を検出した場合は、待機中NICは使用不可状態となります。
NICからスイッチまでの伝送路の接続状態に異常(Link down)が検出され、使用不可状態となった通信パスについては、伝送路の接続状態が正常(Link up)と認識されると、伝送路監視デーモンによって運用あるいは待機状態に自動的に復旧されます。伝送路の接続状態が正常(Link up)と検出されてから復旧するまで約5秒を要します。
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[図2.3 マルチパス機能の障害監視]

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