PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (マルチパス機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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第1章 概要

1.2 マルチパス機能の導入効果

マルチパス機能を導入することにより、耐障害性や可用性に優れた信頼性の高いネットワークを構築することができます。
マルチパス方式は、上位プロトコルを限定せず、FNA手順およびSNA手順での冗長化した通信を実現します。
マルチリンクイーサネット方式は、広い通信帯域幅で、転送効率の向上を目的とした通信を実現します。
さらに、マルチパス機能はGP7000Fモデル1000/2000またはPRIMEPOWER 800/900/1000/1500/2000/2500が提供するDR(Dynamic Reconfiguration)機能に対して、DR連携スクリプトを提供することでDR機能に対応します。また、PRIMEPOWER 450/900/1500/2500が提供するPCI Hot Plug機能、およびS seriesでのDR機能に対応します。
なお、本マルチパス機能は、マルチパスディスク制御(MPHD)などマルチパス機能を実現する製品と共通な機能です。状態表示や復旧など、共通なマルチパス制御(iompadm)コマンドを使用することができます。

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