InfoDirectory SDK 使用手引書
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第7章 トラブルシューティング> 7.1 LDAPコマンドに関するトラブル

7.1.9 ldapmodifyコマンドでエントリ登録時、エラーが通知される。

【トラブル現象】
 ldapmodifyコマンドでエントリ登録時、オブジェクトクラス関係のエラーが発生した。

【原因】
 エントリ登録時にエラーが発生する場合、以下の原因によってLDAPのエラーコードに準拠したメッセージが出力されます。

エラー

原因

Object class violation

オブジェクトクラスの必須属性を設定しない場合
オブジェクトクラスに存在しない属性を設定した場合

Naming violation

ネームバインドが設定されていない場合
継承オブジェクトクラスを記述しなかった場合(LDAP V2のみ)

Operations error

存在しないオブジェクトクラス(属性)を設定した場合(LDAP V3のみ)

Invalid syntax

存在しないオブジェクトクラス(属性)を設定した場合(LDAP V2のみ)

Invalid DN syntax

シンタックスに合わない値を設定した場合

Constraint violation

属性値のサイズが規定値を超える場合

【対処方法】
 表のエラー原因について、オブジェクトクラス/属性の定義、ネームバインドの設定を確認してください。
 オブジェクトクラスの定義については、SolarisまたはWindowsのInfoDirectory使用手引書"付録A サポートオブジェクトクラス"を参照してください。
 属性の定義については、"付録B サポート属性"を参照してください。
 ネームバインドの設定については、"付録C サポートネームバインド"を参照してください。

 


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