Systemwalker Operation Manager スケジュール分散機能説明書 - Solaris(TM) オペレーティングシステム - - Linux/Linux for Itanium(R) - - HP-UX -
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第4章 監視/操作> 4.2 持ち越しジョブネットを監視/操作する> 4.2.1 持ち越しジョブネットの状態と操作について

4.2.1.4 運用指示ごとのジョブネットの動作

運用指示ごとのジョブネットの動作について説明します。

■運用指示が、打ち切り−継続の場合

運用指示が打ち切りで、[スケジュール分散環境設定]ダイアログボックスの、[持ち越し打ち切り時の動作]で、[動作中ジョブネットの処理を継続する]を選択した場合の動作について以下に示します。

日変わり時刻前のジョブネット状態

日変わり時刻の処理

日変わり時刻後のジョブネット状態

対処状態

操作後のジョブネット状態

対処状態

1

実行待ち

スケジュールを削除する

未実行

削除

2

異常終了
強制終了

何もしない

異常終了
強制終了

未対処

確認済/正常終了

翌日完了

3

無効

中止

4

上記以外

持ち越し

5

警告
実行中
停止中

何もしない

警告
実行中
停止中

持ち越し

正常終了

翌日完了

6

無効

中止

7

上記以外

持ち越し

備考.ジョブネット状態の実行待ちには開始遅延を含み、実行中には終了遅延を含みます。

当日分の同名ジョブネットは、日変わり時刻が到来するとスケジュールされます。

■運用指示が、打ち切り−強制終了の場合

運用指示が打ち切りで、[スケジュール分散環境設定]ダイアログボックスの、[持ち越し打ち切り時の動作]で、[動作中ジョブネットの強制終了]を選択した場合の動作について以下に示します。

日変わり時刻前のジョブネット状態

日変わり時刻の処理

日変わり時刻後のジョブネット状態

対処状態

操作後のジョブネット状態

対処状態

1

実行待ち

スケジュールを削除する

未実行

削除

2

異常終了
強制終了

何もしない

異常終了
強制終了

未対処

確認済/正常終了

翌日完了

3

無効

中止

4

上記以外

持ち越し

5

実行中

ジョブネットを強制終了する

強制終了

中止

6

警告

ジョブネットを強制終了する

異常終了
(注1)

未対処

確認済/正常終了

翌日完了

7

無効

中止

8

上記以外

持ち越し

9

停止中

ジョブネットを無効にする

無効

中止

注1)強制終了により警告状態となったジョブネットを強制終了した場合は、日変わり時刻後のジョブネット状態は強制終了となります。
この場合の対処状態は中止となります。
備考.ジョブネット状態の実行待ちには開始遅延を含み、実行中には終了遅延を含みます。

当日分の同名ジョブネットは、日変わり時刻が到来するとスケジュールされます。

■運用指示が、完了待ち/並列走行の場合

運用指示が完了待ち/並列走行の場合の動作について以下に示します。

日変わり時刻前のジョブネット状態

日変わり時刻の処理

日変わり時刻後のジョブネット状態

対処状態

操作後のジョブネット状態

対処状態

1

異常終了
強制終了
警告
実行中
実行待ち
停止中

何もしない

異常終了
強制終了
警告
実行中
持ち越し
停止中

持ち越し

確認済/正常終了/無効

翌日完了

2

未実行

削除

3

上記以外

持ち越し

備考.ジョブネット状態の実行待ちには開始遅延を含み、実行中には終了遅延を含みます。

当日分の同名ジョブネットは、運用指示が“完了待ち”の場合は、対処状態が“翌日完了”になったときにスケジュールされます。運用指示が“並列走行”の場合は、日変わり時刻が到来するとスケジュールされます。

■運用指示が、オペレータ対処の場合

運用指示がオペレータ対処の場合の動作について説明します。

日変わり時刻後の対処状態

日変わり時刻前後のジョブネットの状態と、日変わり時刻後の対処状態は以下のとおりです。

日変わり時刻前のジョブネット状態

日変わり時刻の処理

日変わり時刻後のジョブネット状態

対処状態

1

異常終了
強制終了

何もしない

異常終了
強制終了

持ち越し

2

実行待ち

停止にする

停止中

未対処

3

停止中

何もしない

停止中

未対処

4

実行中
警告

何もしない

実行中
警告

持ち越し

備考.ジョブネット状態の実行待ちには開始遅延を含み、実行中には終了遅延を含みます。

ジョブネットの操作と対処状態

ジョブネットを操作した場合の対処状態は、以下のとおりです。

ジョブネットの状態

ジョブネットの操作

操作後のジョブネットの状態

対処状態

1

異常終了
強制終了

確認
無効

確認済
無効状態

対処済

2

起動
再起動

正常終了

対処済

3

正常終了以外

持ち越し

4

停止

停止中

未対処

5

停止中

停止解除
並列走行

正常終了

対処済

6

停止解除
並列走行

実行中
警告
異常終了
強制終了

持ち越し

7

追い越し

停止中

未対処

8

無効

無効状態

対処済

9

打ち切り

無効状態

対処済

10

持ち越し

起動

正常終了

対処済

11

正常終了以外

持ち越し

12

停止

停止中

未対処

13

無効

無効状態

対処済

14

持越解除
打ち切り

未実行

削除

15

実行中

強制終了
打ち切り

強制終了

持ち越し

16

警告

強制終了
打ち切り

異常終了(注)

持ち越し

注) 強制終了により警告状態となったジョブネットを強制終了した場合は、強制終了となります。
備考.ジョブネット状態の実行待ちには開始遅延を含み、実行中には終了遅延を含みます。

当日分の同名ジョブネットは、運用指示が“オペレータ対処”の場合、対処状態が“未対処”、“持ち越し”の場合はスケジュールされません。持ち越しジョブネットが“対処済”になったときにスケジュールされます。


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