Systemwalker Operation Manager スケジュール分散機能説明書 - Solaris(TM) オペレーティングシステム - - Linux/Linux for Itanium(R) - - HP-UX -
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第4章 監視/操作> 4.2 持ち越しジョブネットを監視/操作する> 4.2.1 持ち越しジョブネットの状態と操作について

4.2.1.2 持ち越しジョブネットの対処状態

持ち越しジョブネットに対する対処状態を以下の表に示します。

対処状態

意味

削除

当日中に実行を開始できず、翌日にスケジュールを削除された状態です。

[運用指示]で“打ち切り”が指定されている、実行待ちのジョブネットが持ち越された場合や、当日に完了せず、[日変わり時刻到来時に持ち越し処理を行う]が設定されていないジョブネットがこの状態になります。

中止

当日中に処理を完了できず、翌日に強制的に終了させた状態です。

[運用指示]が“打ち切り”であり、かつスケジュール分散環境設定で、[持ち越し打ち切り時の動作]を[動作中ジョブネットの強制終了]に設定している、実行中または警告のジョブネットを強制終了した場合、または、停止中のジョブネットを無効状態にした場合に、この状態になります。

ただし、異常ジョブがある警告状態のジョブネットを強制終了した場合、“未対処”になります。

持ち越し

当日中に処理を完了できず、翌日にスケジュールを実行している状態です。

[運用指示]が“打ち切り”で、かつスケジュール分散環境設定で[持ち越し打ち切り時の動作]を[動作中ジョブネットの処理を継続する]に設定している場合、[運用指示]が“完了待ち”、“並列走行”の場合に、この状態になります。

翌日完了

当日中に処理を完了できず持ち越され、翌日に処理が完了した状態です。以下の場合に、この状態になります。

・[運用指示]が “打ち切り”で、かつスケジュール分散環境設定で[持ち越し打ち切り時の動作]を[動作中ジョブネットの処理を継続する]に設定しているジョブネットが正常終了になった場合

・[運用指示]が“完了待ち”、“並列走行”のジョブネットが正常終了、無効状態になった場合

未対処

オペレータによる対処がされていない状態です。

[運用指示]で“オペレータ対処”が指定され、対処がされていない場合、この状態になります。

対処済

オペレータによる対処がされた状態です。

[運用指示]で“オペレータ対処”が指定され、対処がされた場合、この状態になります。


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