Systemwalker Operation Manager スケジュール分散機能説明書 - Solaris(TM) オペレーティングシステム - - Linux/Linux for Itanium(R) - - HP-UX - |
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第3章 運用方法 | > 3.1 運用日ごとにスケジュール情報を管理する運用 | > 3.1.2 スケジュール情報の分散 |
スケジュール情報は、運用日ごとに世代管理されます。過去のスケジュール情報は、指定した世代数分保管されます。保管する世代数は、[スケジュール分散環境設定]ダイアログボックスで設定します。スケジュール情報の削除は、スケジュール情報の登録時に、保管する世代数を超えて管理対象外となった時点で行われます。ただし、削除対象となったスケジュール情報に持ち越しジョブネットが存在している場合は、スケジュール情報の削除は[スケジュール分散環境設定]ダイアログボックスの設定に従います。
登録できるプロジェクト数の制限とスケジュール情報の世代の調整
サブシステムに登録できるプロジェクト数は、過去、本日、未来の運用日管理プロジェクト数の合計が、256までです。また、管理サーバの場合は、マスタプロジェクト数や運用変更用プロジェクト数も加わります。このことを考慮して、過去のスケジュール情報を保管する世代数を調整してください。
例えば、1台のサーバで運用する場合、プロジェクト数が10で、過去のスケジュール情報を保管する世代数を5とした場合は未来のスケジュールが可能な数はおよそ18日分となります。未来のスケジュールが18日分で十分かどうかで保管する世代数を調整します。
(登録可能プロジェクト数(256) − |
プロジェクト数が最大数登録されているときに、新規にスケジュール情報の分散を行った場合、SYSLOGに通知を行い、一番古く、またジョブネットの実行が完了している運用日管理プロジェクトから退避され、新規のスケジュール情報を登録します。削除可能な運用日管理プロジェクトがないときには、スケジュール情報の登録はエラーとなります。退避された運用日管理プロジェクトの情報は、stemprintnet 退避情報確認コマンドで確認することができます。詳細は、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“stemprintnet 退避情報確認コマンド”を参照してください。
スケジュール情報を保管する世代数を超えて管理対象外となった運用日についても、ジョブネットの履歴情報は、stemprintコマンドにより出力することができます。ジョブネットの履歴情報は、スケジュール分散機能のスケジュール情報を保管する世代数とは関係なく、ジョブスケジューラのログファイル(jobdb1.log/jobdb2.log/jobdb3.log)のうち、現在使用中のログファイルと1世代前のログファイルに存在する履歴情報が出力されます。stemprintコマンドの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“stemprint -f(-F)/-g(-G)コマンド”を参照してください。
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