FUJITSU Linkexpress Replication option説明書
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第6章 コマンドリファレンス

6.19 lxrepgetdataコマンド

[名称]

調査情報収集コマンド

[形式]

  lxrepgetdata  [ -r 抽出定義名 | -g レプリケーショングループ名 ]
                [ -L { LEVEL0 | LEVEL1 | LEVEL2 } ]
                [ -d出力先ディレクトリパス名 ]

[機能説明]

本コマンドは、Symfoware抽出レプリケーション、およびOracle抽出レプリケーションにおいて、原因究明が困難である事象が発生した場合に、調査情報を収集する機能です。

なお、本コマンドはSymfoware抽出レプリケーションとOracle抽出レプリケーションの共通コマンドです。

本コマンドは、以下の場合にだけ使用できます。

Solarisの場合:Linkexpress Replication option 4.0以降
Linuxの場合:Linkexpress Replication option V4.0以降

[オプションの意味]

-r 抽出定義名

複写元システムの情報を収集する場合に、情報収集する抽出定義名を指定します。本オプションは、-LオプションにLEVEL1またはLEVEL2を指定した場合に指定します。
-g レプリケーショングループ名

複写元システムの情報を収集する場合に、情報収集するレプリケーショングループ名を指定します。本オプションを指定した場合、対応するメンバ抽出定義に関する情報も取得します。本オプションは、-LオプションにLEVEL1またはLEVEL2を指定した場合に指定します。
-L { LEVEL0 | LEVEL1 | LEVEL2 }

収集する情報のレベルを指定します。
本オプションを省略した場合、LEVEL0の情報を取得します。

レベル

意味

LEVEL0

環境変数RDBNAMEまたはORACLE_SIDに従い、本コマンドを実行したシステム(複写元システムまたは複写先システム)の情報を収集します。システム情報とは、主に以下の情報です。

  • OSのバージョン

  • コンソールログ(Symfowareメッセージ・ログファイルを含む)

  • データベースのバージョン情報

  • Linkexpressのバージョン情報

  • Linkexpress Replication optionのバージョン情報

  • Symfoware/RDBおよびLinkexpress Replication optionの動作環境ファイル

LEVEL1

環境変数RDBNAMEまたはORACLE_SIDに従い、LEVEL0で収集する情報に加え、-rオプションに指定した抽出定義名、または-gオプションに指定したレプリケーショングループ名に対応する定義関連情報を収集します。
本オペランドは、-rオプションまたは-gオプションと組み合わせて使用します。

LEVEL2

環境変数RDBNAMEまたはORACLE_SIDに従い、LEVEL0、およびLEVEL1で収集する情報に加え、-rオプションに指定した抽出定義名、または-gオプションに指定したレプリケーショングループ名に対応する差分ログ情報を収集します。
本オペランドは、-rオプションまたは-gオプションと組み合わせて使用します。
本オペランドは、差分ログファイルなどを取得します。したがって、-dオプションに指定する出力先ディレクトリには十分な領域を用意してください。


-d 出力先ディレクトリパス名

収集した情報を出力するディレクトリパス名を150バイト以内の絶対パス名で指定します。
本オプションを省略した場合、以下の場所を使用します。

[注意事項]

[復帰値]

0:正常終了

1:異常終了


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