FUJITSU Linkexpress Replication option説明書 |
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第6章 コマンドリファレンス | > 6.14 lxextdbコマンド |
本コマンドでは、環境変数LXDBDEBUGを指定することで、抽出した差分データの件数を取得することができます。
取得方法と取得した情報の形式を以下に説明します。
LXDBDEBUG
[意味]
一括差分複写において、抽出コマンドの処理件数(レプリケーション抽出トレースと呼びます)を取得する場合に指定します。
[指定値]
レプリケーション抽出トレースファイルの作成先ディレクトリパス名と、ファイルサイズをカンマ“,”で区切って指定します。
ファイルサイズには、単位を指定する必要はありません。
Mバイト単位(1〜1024の範囲)で、以下のファイルを作成します(マルチRDB運用でない場合は、RDBシステム名は、“RDBII”となります)。
表単位のレプリケーションの場合
RDBシステム名_EXT_抽出定義名.log
グループ単位のレプリケーションの場合
RDBシステム名_EXT_レプリケーショングループ名.log
作成したファイルが、指定値に達すると、拡張子を“old”に変更し退避します。ただし、新たに作成したファイルのサイズが指定値に達した場合、そのファイルを先に退避したファイル(拡張子old)に置き換えて退避します。
以下にオペランドの指定例を示します。
例)環境変数RDBNAME未使用、かつ抽出定義名“受注表抽出定義”の場合に、3Mバイトまでのレプリケーション抽出トレースを取得する場合
LXDBDEBUG=/home/work,3
レプリケーション抽出ファイルの出力例を以下に示します(下図はグループ単位のレプリケーションの場合です)。
lxextdbコマンドの実行日時(年月日時分秒)です。
グループ単位のレプリケーションの場合、レプリケーショングループの抽出定義のMEMBERに指定された抽出定義の指定順です。
表単位のレプリケーションの場合は、00となります。
差分データの種類と件数です。グループの単位レプリケーションの場合は、レプリケーショングループに属する抽出定義ごとに出力します。
INS:差分反映操作がINSERTの差分データ件数
UPD:差分反映操作がUPDATEの差分データ件数
DEL:差分反映操作がDELETEの差分データ件数
一回のlxextdbコマンドで抽出した差分データ件数の合計です。
[前提になるキーワードと指定値]
なし。
[備考]
全複写では、本環境変数は有効になりません。
本機能は、以下のSymfoware抽出レプリケーションの場合にだけ使用できます。
Solarisの場合:Linkexpress Replication option 4.0以降
Linuxの場合:Linkexpress Replication option V3.0L20以降
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