FUJITSU Linkexpress Replication option説明書 |
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第3章 オープンサーバ間:Oracle抽出レプリケーション | > 3.3 レプリケーション運用のためのセットアップ | > 3.3.5 Linkexpress Replication optionのセットアップ |
複写元サーバでLinkexpress Replication optionを起動します。起動方法の詳細については、“6.29 lxrpostrコマンド”を参照してください。
Linkexpress Replication optionの起動までに以下の準備が必要です。
動作環境ファイルの準備
詳細は“3.3.5.3 動作環境ファイルの作成”を参照してください。
トランザクションログデータベースの作成
詳細は“付録F トランザクションログデータベース作成”を参照してください。
作業域の準備
Linkexpress Replication optionでは、以下の作業域を使用します。必要な容量を準備してください。作業域見積りの詳細は“付録A 容量見積り”を参照してください。
抽出定義管理ファイル
差分ログファイル
一括差分複写用作業域
なお、Linkexpress Replication optionの起動・停止により、差分ログ収集スケジュールが開始・終了されます。差分ログ収集スケジュールについては、以下を参照してください。
差分ログ収集スケジュールは、トランザクションログデータベースから一定間隔で差分データを収集するスケジュールです。差分ログ収集スケジュールは、動作環境ファイルで指定します。指定方法の詳細は“3.3.5.3 動作環境ファイルの作成”を参照してください。
なお、差分ログ収集スケジュールの開始または終了は、レプリケーションの起動または停止により行われます。以下に、差分ログ収集スケジュールの開始または終了タイミングについて説明します。
差分ログ収集スケジュール開始タイミング
差分ログ収集スケジュールはレプリケーションの起動完了により開始します。
なお、レプリケーション起動コマンドで起動モードを指定することにより、差分ログ収集スケジュールの開始点を指定できます。以下に起動モードごとの差分ログ収集スケジュールの開始動作を説明します。詳細は“6.29 lxrpostrコマンド”を参照してください。
ノーマル起動(-m n指定):差分ログ収集開始状態になっている抽出定義がある場合、差分データ取得開始処理を起動処理内で実施します。また、起動完了後から、本パラメタの指定値の経過ごとに差分データ取得開始処理を実施します。
クイック起動(-m q指定):差分ログ収集開始状態になっている抽出定義が存在しても、起動処理では差分データ取得開始処理を実施しません。ただし、起動完了後から、動作環境ファイルの差分ログ収集スケジュールに指定した時間の経過ごとに差分データ取得開始処理を実施します。
差分ログ収集スケジュール終了タイミング
差分ログ収集スケジュールはレプリケーションの停止処理により終了します。
なお、レプリケーション停止コマンドで停止モードを指定することにより、差分ログ収集スケジュールが処理中の場合の待合せ処理を指定できます。以下に停止モードごとの動作を説明します。詳細は“6.30 lxrpostpコマンド”を参照してください。
ノーマル停止(-m n指定):実行を受け付けた差分ログ収集スケジュールおよびレプリケーションコマンドの完了後に停止します。ただし、新しい差分ログ収集スケジュールおよびレプリケーションコマンドの実行は受け付けません。
クイック停止(-m q指定):実行を受け付けた差分ログ収集スケジュールおよびレプリケーションコマンドのうち、現在実行中の処理以外はキャンセルして停止します。
強制停止(-m f指定):差分ログ収集スケジュールおよびレプリケーションコマンドが処理中であっても強制的に停止します。
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