FUJITSU Linkexpress Replication option説明書
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第2章 オープンサーバ間:Symfoware抽出レプリケーション> 2.10 レプリケーション運用の変更> 2.10.1 レプリケーション定義の変更

2.10.1.2 レプリケーション対象のデータベースの定義変更

複写元データベースまたは複写先データベースの定義変更は、rdbddlexコマンドで行います。

抽出定義を行っている複写元データベースに対して定義変更をした場合は、正常動作が保証されません。複写元データベースを変更する場合は、抽出定義を削除してから行ってください。

また、複写先データベースに対して定義変更をした場合も、正常動作が保証されません。複写先データベースを変更する場合は、DBサービス定義を削除してから行ってください。

データベースの定義変更の手順を以下に示します。

複写元データベースだけの定義変更の場合は、1.〜3.の手順を行います。

複写先データベースだけの定義変更の場合は、4.〜6.の手順を行います。

複写元、および複写先データベースの両方を変更する場合は、1.〜6.の手順を行います。

複写元システム

複写先システム

1. 抽出定義の削除


2. 複写元データベースの変更


3. 複写元データベースの創成


4. 抽出定義の再定義



5. DBサービス運用の停止


6. DBサービス定義の削除


7. 複写先データベースの変更


8. DBサービス定義の再定義


9. DBサービス運用の開始

10. 全複写業務の実行
(押出し型業務のとき)

10. 全複写業務の実行
(取込み型業務のとき)

  1. 該当する抽出定義を削除します。

  2. 複写元データベースの変更を行います。

  3. 複写元データベースにデータを格納し創成します。

  4. 抽出定義の再定義を行います。
    複写元データベースの変更内容が、データベース名やスキーマ名、テーブル名の変更の場合は、抽出定義で定義する内容をそれに合わせます。

  5. DBサービスの運用を開始している場合は、DBサービスの運用を停止します。DBサービスの運用の停止は、DBサービス運用停止コマン(lxtrmsvコマン)で行います。詳細は“Linkexpressのヘルプ”を参照してください。

  6. DBサービス定義を削除します。
    複写先データベースの変更内容が、DBサービス定義の定義内容に影響のない場合(DSIの割付サイズの変更など)は、削除する必要はありません。

  7. 複写先データベースの変更を行います。

  8. 6.で削除を行った場合、複写先データベースの変更内容に合わせ、再定義します。6.で削除を行う必要のない場合は、再定義は不要です。

  9. DBサービスの運用を開始します。DBサービスの運用の開始は、DBサービス運用開始コマン(lxintsvコマン)で行います。詳細は“Linkexpressのヘルプ”を参照してください。
    5.の操作を行っていない場合、本操作は不要です。

  10. 全複写業務を実行し、複写先データベースを創成します。押出し型業務の場合は複写元システムで実行します。取込み型業務の場合は複写先システムで実行します。

注意事項

複写元データベースの変更が表の列構成の変更である場合、抽出定義の内容に変更がない場合でも、抽出定義の再定義が必要です。


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