FUJITSU Linkexpress Replication option説明書
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第2章 オープンサーバ間:Symfoware抽出レプリケーション> 2.6 レプリケーション業務の作成> 2.6.3 表単位のレプリケーション業務の作成

2.6.3.4 一括差分複写の取込み型業務の作成

“一括差分複写(取込み型).def”を使用して業務を作成します。

■説明

運用システム

複写先システム

相手システム

複写元システム

業務の内容

複写元データベースの差分だけのデータを複写先データベースに取込み型業務で一括差分複写する場合に使用します。

■業務定義例の構成

■各イベントの説明

以下に各イベントを定義する場合の注意点について説明します。

なお、ここで説明していないパラメタについては、“Linkexpressのヘルプ”を参照して、必要に応じて変更してください。

START(業務名=COPY_PULL

パラメタ名

設定方法

システム名

複写先システムのシステム名を指定してください。

自側利用者名

複写先システムのレプリケーションの利用者名、パスワードおよびグループ名(省略可)を指定します。
各イベントで設定する場合は、イベントで設定した値が優先されます。

自側パスワード

自側グループ名

相手側利用者名

複写元システムのレプリケーションの利用者名、パスワードおよびグループ名(省略可)を指定します。
各イベントで設定する場合は、イベントで設定した値が優先されます。

相手側パスワード

相手側グループ名

業務スケジュール

“業務スケジュールの設定”ダイアログボックスでスケジュール種別を設定してください。
サンプルでは“随時”が設定されています。

差分抽出処(イベント名=DB_EXTRACT

パラメタ名

設定方法

イベント種別

“prtappls”固定です。

ジョブ名

一括差分複写業務の抽出処理を行うバッチファイルまたはシェルスクリプトを指定します。
バッチファイルまたはシェルスクリプトの作成については、
“LX_EVT_EXTDB_DIFF.BAT”または“LX_EVT_EXTDB_DIFF.sh”を参照してください。

相手側利用者名

抽出処理に対しての利用者名、パスワードおよびグループ名(省略可)を指定します。
指定しない場合は、“start”イベントで設定した値が使用されます。

相手側パスワード

相手側グループ名

相手システム名

複写元システムのシステム名を指定してください。システム名は、ネットワーク定義のnode命令で定義した相手システム名を指定してください。

差分データ受(イベント名=DATA_RCV

パラメタ名

設定方法

イベント種別

“ownrcvs”固定です。

自側ファイル名

複写先システムの受信ファイル名を指定します。このファイル名は、DBサービス定義の“入力ファイル名”で指定します。

仮想ファイル名

データベース抽出コマンド(lxextdb)の-fオプションで指定した“抽出データ格納ファイル名”を指定してください。

ナルファイル処置

“yes”を指定します。

置き換えモード

“rep”を指定します。

データタイプ

“binary”を指定します。

自側利用者名

自側の転送ファイル(受信ファイル)に対しての利用者名、パスワードおよびグループ名(省略可)を指定します。
指定しない場合は、“start”イベントで設定した値が使用されます。

自側パスワード

自側グループ名

相手側利用者名

相手側の転送ファイル(抽出データ格納ファイル)に対しての利用者名、パスワードおよびグループ名(省略可)を指定します。
指定しない場合は、“start”イベントで設定した値が使用されます。

相手側パスワード

相手側グループ名

相手システム名

複写元システムのシステム名を指定してください。システム名は、ネットワーク定義のnode命令で定義した相手システム名を指定してください。

差分格納処(イベント名=DB_STORE

パラメタ名

設定方法

イベント種別

“ownappls”固定です。

ジョブ名

格納処理を行うためのバッチファイルまたはシェルスクリプトを指定してください。
バッチファイルまたはシェルスクリプトの作成については、
“LX_EVT_STRDB.BAT”または“LX_EVT_STRDB.sh”を参照してください。

自側利用者名

格納処理に対しての利用者名、パスワードおよびグループ名(省略可)を指定します。
指定しない場合は、“start”イベントで設定した値が使用されます。

自側パスワード

自側グループ名

差分確定処(イベント名=COPY_COMMIT

パラメタ名

設定方法

イベント種別

“prtappls”固定です。

ジョブ名

差分確定処理を行うバッチファイルまたはシェルスクリプトを指定します。
バッチファイルまたはシェルスクリプトの作成については、
“LX_EVT_CMTDB_DIFF.BAT”または“LX_EVT_CMTDB_DIFF.sh”を参照してください。

相手側利用者名

確定処理に対しての利用者名、パスワードおよびグループ名(省略可)を指定します。
指定しない場合は、“start”イベントで設定した値が使用されます。

相手側パスワード

相手側グループ名

相手システム名

複写元システムのシステム名を指定してください。システム名は、ネットワーク定義のnode命令で定義した相手システム名を指定してください。


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