FUJITSU Linkexpress Replication option説明書 |
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第1章 レプリケーションの概要 | > 1.16 データの流れ |
一括差分複写において、転送エラーなどの一時的な異常が発生した場合のデータの流れを説明します。
一括差分複写のレプリケーション業務は、各処理でエラーが発生した場合、確定処理を実行せずに終了するように作成します。
従って、エラーとなった次のスケジュールでは、抽出処理から実行され、差分ログファイルに新たに発生した差分データを抽出データ格納ファイルに追記し、転送→格納→確定と処理を行います。
また、一時的なエラー(回線エラー、格納時の排他エラーなど)におけるリトライは、転送の場合は、Linkexpressクライアントの業務定義(転送イベント)で設定し、抽出処理や格納処理、確定処理の場合は、各処理のシェルスクリプト(またはバッチファイル)で設定します。
なお、Linkexpressのスケジュール機能では、異常となった処理からの実行はできません。業務の先頭の処理(抽出処理)から常に実行されます。(上図の「2回目」の転送処理からのスケジュールは不可)
レプリケーション業務を中止し、その後、中止した処理から再開する場合は、再開指定でレプリケーション業務を起動すると、中止された処理から再開します。しかし、この場合、スケジュールが有効になりません。このような場合は、再開(同期待ち)操作を行い、その後、業務の起動操作が必要です。
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