負荷分散/QoS制御 機能ガイド
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第2章 機能> 2.2 QoS制御(帯域制御)

2.2.4 ToSビット・マーキング

ルータベースのQoS規格であるIP Precedence(RFC791)やDifferentiated Service(DiffServ:RFC2474,2475他)対応のネットワークをサポートするToSビット・マーキング機能を提供します。帯域管理ポリシーとして、個々のトラフィック・クラスにToSビット値を定義することができます。Traffic Director(サーバ)は、帯域管理ポリシーとして定義されているトラフィック・クラスに該当するパケットを検出すると、そのパケットのIPヘッダのToSフィールドに、指示されているToSビット値を設定します。ToSビット値の設定されたパケットは、ルータ装置を経由してエンド・ツー・エンドで流れます。中継する各ルータ装置は、ToSビット値を解釈して、指示されたサービス品質を保証しますので、結局、エンド・ツー・エンドでサービス品質が保証されることになります。


Traffic Director(Solaris版)では、ToSビット・マーキング機能は未サポートです。


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