負荷分散/QoS制御 機能ガイド
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第1章 はじめに> 1.3 前バージョンからの変更点について

1.3.1 Traffic Director(Windows版)

■全般

VL

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V4.0L10

大規模システム向けにEnterprise Editionを提供いたします。これに伴い従来までの機能範囲をStandard Editionとして提供いたします。

V6.0L10

負荷分散/QoS制御 コンフィグレーションガイドは、負荷分散/QoS制御 インストールガイドに統合しました。

管理コンソール以外のコンポーネントのサポートOSにWindows Server 2003が追加されました。また、負荷計測エージェントのコンポーネントを除いて、Windows NT 4.0は未サポートになりました。

負荷分散/QoS(サーバ)内のMACアドレス情報を更新するコマンド“setvmac2.exe”を提供します。本コマンドはLANボード(マザーボードのオンボードLAN)交換時に使用します。

■負荷分散

VL

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V3.0L20

分散方式として“サーバ負荷(Interstage連携 最小待ちメッセージ数)”及び“サーバ負荷(Interstage連携 最小通信バッファ使用率)”をサポートしました。

セッション維持(一意性の保証)方式として、“IIOPのHTTPトンネルプロトコルのセッションキー”と“CookieおよびURL埋め込みパラメタ”をサポートしました。

故障監視のオプション方式として、“コネクション・リセット”をサポートしました。

MAC変換方式での以下のセション維持に対応しました。

  • Cookie(TrafficDirector)によりHTTPセッションを識別する
  • SSLセションID
  • その他本V/Lで追加されたセション維持方式

V4.0L10

セッション維持(一意性の保証)方式として、“HTTP認証ヘッダ・オプション”及び“URL埋め込みパラメタ(その他)”をサポートしました。

Interstage Application Serverのワークユニットの故障監視が可能となりました。また、マルチシステム負荷分散が可能となりました。

HTTPヘッダ負荷分散をサポートしました。

故障監視のオプション方式として、“HTTPエラーメッセージ(HTTPエラーページ)転送”をサポートしました。

サービス故障時に管理コンソールへの表示が可能となりました。

Webアクセラレーション機能をサポートしました。

UDPサービスの監視機能及び、代表的なアプリケーション(HTTP, DNS, FTP, POP3など)の監視機能をサポートしています。

セッション・リカバリ機能をサポートします。

透過デバイスの負荷分散機能をサポートします。

V4.0L20

負荷計測エージェント(Solaris版)のサポートOSにSolaris 9を追加しました。

URL埋め込みパラメタ(その他)によるセション識別の指定で、cookieによる識別もできるようになりました。

V5.0L10

IIOP負荷分散時に、ネーミングサービスのコネクション切断処理が不要となり、ネーミングサービスのオブジェクトリファレンス獲得時点での負荷分散が可能となった他、メソッド呼び出し毎の負荷分散が可能となりました。

負荷分散のサービス定義でアプリ属性を指定できるようになりました。

V5.0L20

サーブレット・ゲートウェイとサーブレット・コンテナ間負荷分散をサポートしました。

コマンド操作により負荷分散対象サーバに対するシャットダウン制御(保守モード・運用モードへの変更)が可能となりました。

負荷計測エージェントのサポートOSにLinux(Red Hat Linux 7.2 Professional/Turbo Linux 7.2 Server)を追加しました。

透過デバイスの経路監視機能を追加しました。

同一クライアントポートから複数のサーバポートに接続する通信(NFSなど)の分散に対応しました。

3LAN構成での透過デバイス(SSLアクセラレータ(クライアントIP透過モード))並列分散に対応しました。

V6.0L10

負荷分散対象サーバの追加時に活性増設が可能となりました。

複数ワークユニット監視が可能となりました。またワークユニット監視時の分散方式として“ラウンドロビン”が選択可能になりました。

負荷分散システムの構築サンプルファイルをご提供いたします。

負荷計測エージェント(Linux版)のサポートOSにRed Hat Enterprise Linux AS/ES (v2.1 for x86)が追加されました。また、Red Hat Linux 7.2 Professional/Trubo Linux 7.2 Serverは未サポートとなりました。

負荷計測エージェント(Solaris版)で、Solaris 7が未サポートになりました。

シャットダウン制御コマンド(nsstate)のサポートOSにRed Hat Enterprise Linux AS/ES (v2.1 for x86)、Windows Server 2003が追加されました。また、Red Hat Linux 7.2 Professional/Red Hat Linux 7.3/Turbo Linux 7.2 Server/Turbo Linux 7.3 Server/Solaris 2.6は未サポートとなりました。

故障監視時の「無応答時の再検査」時間のデフォルトが「1000ms」から「10000ms」に変更になりました。

シャットダウン制御で強制保守開始をサポートしました。

IJServerとWebサーバを分離して運用するシステムの負荷分散をサポートしました。

Interstage V6のIJServer上のEJBアプリケーションでは、ワークユニット監視及び“最小待ちメッセージ数”による分散をおこなうことはできません。

V7.0L10

広域負荷分散機能は提供されなくなりました。広域負荷分散機能を使用する場合は、前VLのTraffic Directorをご使用ください。

無通信監視設定他、Traffic Director本体の各種パラメタを変更するコマンド(ndlbprm)がサポートされました。

IIOPメソッド毎負荷分散時にクライアントに通知するエラーコードが詳細化されました。

Webアクセラレーション機能使用時にクライアントに通知されるHTMLエラーメッセージの内容が変更になりました。

Interstage IJServer上のEJBアプリケーションで、ワークユニット監視をサポートしました。また、ワークユニット監視時に「高負荷の判断基準」として“CPU負荷、ディスク負荷、メモリ負荷”のみを選択することが可能となりました。

Windows版 負荷計測エージェントにおいてXMLライブラリが添付されなくなりました。

MACアドレス変換において、負荷分散対象サーバがクラスタ構成かつMACアドレスを引き継がない仕様でも分散可能となりました。

IIOPメソッド毎負荷分散において、常設コネクション数の設定が可能となりました。

負荷計測エージェント(Linux版)のサポートOSにRed Hat Enterprise Linux AS/ES (v.3 for x86)が追加されました。また、Red Hat Enterprise Linux AS/ES (v.2.1 for x86)は未サポートとなりました。

負荷計測エージェント(Windows版)でWindows NT 4.0 Serverが未サポートになりました。

シャットダウン制御コマンド(nsstate)のサポートOSにRed Hat Enterprise Linux AS/ES (v.3 for x86)が追加されました。また、Red Hat Enterprise Linux AS/ES (v.2.1 for x86)、Solaris 7、Windows NT 4.0 Serverは未サポートとなりました。

IIOP負荷分散、ワークユニット監視可能なInterstage Application ServerとしてInterstage Applicaiton Server Enterprise Edition V7.0L10(Linux for Itanium(PRIMEQUEST)版)が追加になりました。

■アクセス制御機能

VL

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V4.0L10

パケットフィルタの指定項目が追加されました。

  • 制御の方向
  • ルータIPアドレス
  • スケジュールの月とタイムゾーン
  • URLのパスとクエリを別々に指定

SYN攻撃防御を複数個定義できるようになりました。

アドレス変換の指定項目が追加されました。

  • ローカル側インターフェース
  • 制御の方向
  • プロトコル
  • 相手側IPアドレスとポート番号
  • コネクション数

V5.0L10

FastStartを使用したH.323通信の識別に対応しました。

V5.0L20

待機側でもアクセス制御できるようになりました。

■帯域制御機能

VL

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V4.0L10

フィルタの指定項目が追加されました。

  • 送信/受信方向の制御を独立に指定
  • スケジュールの月とタイムゾーン
  • URLのパスとクエリを別々に指定

上り(INBOUND)と下り(OUTBOUND)で異なる帯域幅とトラフィック・クラスを定義できるようになりました。

パケットサイズの最適化機能をサポートしました。

ToSビット・マーキング機能をサポートしました。

V5.0L10

FastStartを使用したH.323通信の識別に対応しました。

■クライアント機能

VL

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V5.0L10

クライアント機能は提供されなくなりました。ユーザ毎のアクセス制限機能を使用する場合は、Interstage Security Directorのユーザ認証機能を使用してください。

■運用管理機能

VL

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V4.0L10

管理コンソールをJAVA化しました。

V4.0L20

関連製品である「INTERSTAGE Security Director」も含めた、統合環境設定機能を提供します。

V5.0L10

管理コンソールに、従来のポリシーサーバの機能を取り込むことにより、管理コンソールのみで統合環境設定機能が利用可能となりました。

V6.0L10

管理コンソールで、Windows NT 4.0が未サポートになりました。


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