キャッシュ機能説明書 (統合環境設定編)
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第16章 ログ統計機能(PROXYサーバ)

16.5 統計種類別の表示形式

PROXYサーバのログ統計機能の統計種類別の表示形式について説明します。ここではWWWブラウザで表示させる場合の表示形式を示しますが、ファイルに出力する場合にも同じ内容が出力されます。

拡張ログ統計表示形式
全体統計情報
日単位での統計情報
時間単位での統計情報
要求元ドメイン単位での統計情報
中継先ドメイン単位での統計情報


共通ログ統計表示形式
全体統計情報
日単位での統計情報
時間単位での統計情報
要求元ドメイン単位での統計情報
中継先ドメイン単位での統計情報
キャッシュ使用の統計情報


16.5.1 拡張ログ統計表示形式

拡張ログ統計の表示形式について説明します。

<全体統計情報>

図16.5に全体統計情報の解析結果例を示します。

fig16-5

図16.5 全体統計情報の解析結果例


以下に全体統計情報で固有な表示項目について説明します。その他の項目については 共通表示項目(拡張ログ統計)を参照してください。

実際に存在する期間
統計期間内に実際に存在する拡張アクセスログの日付を表示します。

<日単位での統計情報>

図16.6に日単位での解析結果例を示します。

fig16-6

図16.6 日単位での解析結果例

以下に日単位での統計情報で固有な表示項目について説明します。その他の項目については 共通表示項目(拡張ログ統計)を参照してください。

日付
統計期間が指定されている場合は、その範囲内のすべての日付を表示します。
統計期間が指定されていない場合は、存在する拡張アクセスログの日付を表示します。

<時間単位での統計情報>

図16.7に時間単位での解析結果例を示します。

fig16-7

図16.7 時間単位での解析結果例


以下に時間単位での統計情報で固有な表示項目について説明します。その他の項目については 共通表示項目(拡張ログ統計)を参照してください。

時間
統計結果種別が通常形式の場合は、1時間ごとの情報を24時間制の値で表示します。
統計結果種別が拡張形式の場合は、10分ごとの情報を24時間制の値で表示します。

<要求元ドメイン単位での統計情報>

図16.8に要求元ドメイン単位での解析結果例を示します。

fig16-8

図16.8 要求元ドメイン単位での解析結果例

以下に要求元ドメイン単位での統計情報で固有な表示項目について説明します。 その他の項目については共通表示項目(拡張ログ統計)を参照してください。

ソート
指定したソートの項目を表示します。
レベル
指定したドメインレベルを表示します。
ドメイン名 or IPアドレス
ドメイン名をレベル分上位階層から切りわけ、逆順に並べ変えた形式で表示します。
ただしIPアドレスの場合はそのまま表示します。

<中継先ドメイン単位での統計情報>

図16.9に中継先ドメイン単位での解析結果例を示します。

fig16-9

図16.9 中継先ドメイン単位での解析結果例

以下に中継先ドメイン単位での統計情報で固有な表示項目について説明します。 その他の項目については共通表示項目(拡張ログ統計)を参照してください。

ソート
指定したソートの項目を表示します。
中継先ドメイン名
中継先ドメイン名を表示します。

<共通表示項目(拡張ログ統計)>

統計期間
指定した統計期間を表示します。指定されていない場合は“指定なし”を表示します。
単位
指定した単位を表示します。
アクセス回数
アクセスがあった全ての回数を表示します。
アクセスバイト数
データ中継を行ったバイト数を、指定した単位で表示します。

統計結果種別が詳細形式の場合は以下の情報も合わせて表示します。

キャッシュ使用回数
キャッシュを使用し、中継を行った回数を表示します。
キャッシュ使用割合(ヒット率)
全ての中継のうちでキャッシュを使用した割合(%)を以下の計算式により表示します。
ここで計算結果が、異常な値を示す場合は“***”を表示します。

割合 = (キャッシュを使用した中継÷全ての中継)×100  (小数第2位以降四捨五入)

キャッシュ使用バイト数
キャッシュを使用し、中継を行ったバイト数を指定した単位で表示します。
キャッシュ使用バイト割合(ヒット率)
全ての中継のうちでキャッシュを使用したバイト数の割合(%)を表示します。計算式はキャッシュ使用割合と同じです。
更新回数
要求元からのReload要求の回数を表示します。
認証回数
要求元からの認証要求の回数を表示します。
ストップ回数
要求元からのストップ(中止)要求の回数を表示します。

応答コード詳細
要求元への応答コードであるHTTPステータスコードの回数を表示します。
2xx回数
200番台(正常中継)のステータスコードを返した回数を表示します。
3xx回数
300番台(リダイレクト)のステータスコードを返した回数を表示します。
4xx回数
400番台(クライアントエラー)のステータスコードを返した回数を表示します。
5xx回数
500番台(サーバエラー)のステータスコードを返した回数を表示します。

16.5.2 共通ログ統計表示形式

共通ログ統計の表示形式について説明します。

<全体統計情報>

図16.10に全体統計情報の解析結果例を示します。

fig16-10

図16.10 全体統計情報の解析結果例

以下に全体統計情報で固有な表示項目について説明します。 その他の項目については共通表示項目(共通ログ統計)を参照してください。

先頭ログ情報
アクセスログの先頭年月日情報(タイムゾーンを含む)を表示します。
最終ログ情報
アクセスログの最終年月日情報(タイムゾーンを含む)を表示します。

[備考]

タイムゾーンについて

コンピュータの内部では、システムの時間は世界標準時で数えられています。しかし一般に表示する時刻等は、(地球上の)その場所での時刻となります。この時刻の補正をタイムゾーンによって行っています。

<日単位での統計情報>

図16.11に日単位での解析結果例を示します。

fig16-11

図16.11 日単位での解析結果例

以下に日単位での統計情報で固有な表示項目について説明します。その他の項目については 共通表示項目(共通ログ統計)を参照してください。

日付
アクセスがあった日を“年/月/日”の形式で表示します。

<時間単位での統計情報>

図16.12に時間単位での解析結果例を示します。

fig16-12

図16.12 時間単位での解析結果例

以下に時間単位での統計情報で固有な表示項目について説明します。その他の項目については 共通表示項目(共通ログ統計)を参照してください。

時間
24時間制の値を表示します。

<要求元ドメイン単位での統計情報>

図16.13に要求元ドメイン単位での解析結果例を示します。

fig16-13

図16.13 要求元ドメイン単位での解析結果例

以下に要求ドメイン単位での統計情報で固有な表示項目について説明します。その他の項目については 共通表示項目(共通ログ統計)を参照してください。

ソート
指定したソートの項目を表示します。
レベル
指定したドメインレベルを表示します。
ドメイン名 or IPアドレス
ドメイン名をレベル分上位階層から切りわけ、逆順に並べ変えた形式で表示します。
ただしIPアドレスの場合はそのまま表示します。

<中継先ドメイン単位での統計情報>

図16.14に中継先ドメイン単位での解析結果例を示します。

fig16-14

図16.14 中継先ドメイン単位での解析結果例

以下に中継先ドメイン単位での統計情報で固有な表示項目について説明します。 その他の項目については共通表示項目(共通ログ統計)を参照してください。

ソート
指定したソートの項目を表示します。
中継先ドメイン名
中継先ドメイン名を表示します。

<キャッシュ使用の統計情報>

図16.15にキャッシュ使用の解析結果例を示します。

fig16-15

図16.15 キャッシュ使用の解析結果例

以下にキャッシュ使用の統計情報で固有な表示項目について説明します。その他の項目については 共通表示項目(共通ログ統計)を参照してください。

日付
アクセスがあった日を“年/月/日”の形式で表示します。
全ての中継回数
正常にデータ中継を行った回数を表示します。
全ての中継バイト数
正常にデータ中継を行ったバイト数を表示します。
キャッシュを使用した中継回数
キャッシュを使用し、正常にデータ中継を行った回数を表示します。
キャッシュを使用した中継バイト数
キャッシュを使用し、正常にデータ中継を行ったバイト数を表示します。
割合
全ての中継のうちでキャッシュを使用した割合を、以下の計算式により表示します。
ここで計算結果が、異常な値を示す場合は“***”を表示します。

割合 = (キャッシュを使用した中継÷全ての中継)×100  (小数点以下切り捨て)

[注意]

<共通表示項目(共通ログ統計)>

単位
指定した単位を表示します。
中継回数
正常にデータ中継を行った回数を表示します。
エラー回数
正常にデータ中継を行わなかった回数を表示します。
中継バイト数
正常にデータ中継を行ったバイト数を指定した単位で表示します。

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