キャッシュ機能説明書 (統合環境設定編)
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第16章 ログ統計機能(PROXYサーバ)

16.4 PROXYサーバログ統計の設定項目

PROXYサーバログ統計の設定項目について説明します。

16.4.1 拡張ログ統計設定項目

拡張ログ統計の設定項目について説明します。

統計期間
統計期間を以下のラジオボタンにより選択します。
・指定なし
・指定あり
 指定ありの場合は統計を行う期間を指定します(省略できません)。
 指定できる期間は、1997/1/1から2037/12/31までです。

統計種類
統計種類を以下のラジオボタンにより選択します。
・全体情報
・日単位
・時間単位
・要求元ドメイン単位
・中継先ドメイン単位

統計結果種別
統計結果種別を以下のラジオボタンにより選択します。
・通常形式
・拡張形式
 拡張形式を選択すると、通常の表示に加えてより詳細な解析結果が得られます (HTTPに関する専門知識を必要とするものもあります)。

拡張アクセスログディレクトリ
拡張アクセスログが格納されているディレクトリ名をフルパスで指定します(省略できません)。
ディレクトリ名は、126バイトまで入力できます。
ただし、SolarisおよびLinuxの場合は英数字一部特殊文字(特殊文字セット1)のみ指定可能です。
画面表示時には“PROXYサーバ環境設定”の“拡張アクセスログディレクトリ”を表示します。

統計情報ディレクトリ
統計情報アクセスログが格納されているディレクトリ名をフルパスで指定します(省略できません)。
ディレクトリ名は、126バイトまで入力できます。
ただし、SolarisおよびLinuxの場合は英数字一部特殊文字(特殊文字セット1)のみ指定可能です。
画面表示時には“PROXYサーバ環境設定”の“統計情報ディレクトリ”を表示します。

出力先
出力先を以下のラジオボタンにより選択します。
・画面に出力する
・ファイルとして格納する
 ファイルとして格納する場合には、出力先のファイル名をフルパスで指定します。
 指定されたファイルが存在していない場合にのみ新規に作成します。
 このファイルを統計結果格納ファイルと呼びます。
 ファイル名は、126バイトまで入力できます。
 ただし、SolarisおよびLinuxの場合は英数字一部特殊文字(特殊文字セット1)のみ指定可能です。

最大表示数
統計種類が要求元ドメイン単位、または中継先ドメイン単位の場合、表示(出力)する最大の行数を“100”、“300”、“500”、“999999999”の中から選択します。

バイト単位
中継バイト数を出力する単位を指定します。
“バイト”、“Kバイト”、または“Mバイト”を指定します。
選択された単位で表示できない場合は、結果出力時にオーバーフローを通知します。

ドメインソート項目
ドメイン単位での統計情報を出力する場合、ドメイン名の表示の並び順を決定する項目を指定します。
“回数”、または“名前”を指定します。“回数”を指定した場合はアクセス/中継回数で降順に並べ替えて出力されます。“名前”を指定した場合はドメイン名で昇順に並べ替えて出力されます。

要求元レベル
統計情報の要求元ドメインのレベルを“9”〜“1”の間で指定します。
本設定は、要求元ドメイン単位でのログ統計を表示する時にのみ意味を持ちます。
レベルとは、ドメイン名を上位階層から切りわけ、何階層までを要求元ドメイン名とするかを示すものです。本設定を変更することにより、要求を出したクライアントごとの集計単位を変更することができます。またドメイン名は上位からの情報が意味を持つため逆順に並べ変えて表示します。
例えば要求元ドメインの形式が以下の場合
kaihatsu1.fujitsu.co.jp
kaihatsu2.fujitsu.co.jp
レベルが3の場合
fujitsu.co.jpから2回のアクセスがあったとみなします。
レベルが4の場合
kaihatsu1.fujitsu.co.jp、kaihatsu2.fujitsu.co.jpからそれぞれ1回ずつのアクセスがあったとみなします。
初期値は“9”です。

[注意]

図16.2で拡張ログ統計を選択した場合に表示される拡張ログ統計解析画面を図16.3に示します。


fig16-3

図16.3 拡張ログ統計解析画面


16.4.2 共通ログ統計設定項目

共通ログ統計の設定項目について説明します。

統計種類
統計種類を以下のラジオボタンにより選択します。
・全体情報
・日単位
・時間単位
・要求元ドメイン単位
・中継先ドメイン単位
・キャッシュ使用率

全体情報、日単位、時間単位、要求元ドメイン単位、要求元ドメイン単位の統計はすべてアクセスログ を使用して解析を行います。
キャッシュ使用率の統計はアクセスログとキャッシュログを使用して解析を行います。

共通アクセスログディレクトリ
共通アクセスログが格納されているディレクトリ名をフルパスで指定します(省略できません)。
ディレクトリ名は、126バイトまで入力できます。
ただし、SolarisおよびLinuxの場合は英数字一部特殊文字(特殊文字セット1)のみ指定可能です。
画面表示時には“PROXYサーバ環境設定”の“共通アクセスログディレクトリ”を表示します。

キャッシュログディレクトリ
キャッシュログが格納されているディレクトリ名をフルパスで指定します(省略できません)。
ディレクトリ名は、126バイトまで入力できます。
ただし、SolarisおよびLinuxの場合は英数字一部特殊文字(特殊文字セット1)のみ指定可能です。
画面表示時には“PROXYサーバ環境設定”の“キャッシュログディレクトリ”を表示します。

作業ディレクトリ
作業用ファイルを作成するディレクトリをフルパスで指定します(省略できません)。
ディレクトリ名は、Solaris版およびLinux版では30バイト、Windows版で126バイトまで入力できます。
ただし、SolarisおよびLinuxの場合は英数字一部特殊文字(特殊文字セット1)のみ指定可能です。
解析するログの約3倍のディスクの空きが必要です。
初期値は、SolarisおよびLinuxの場合は“/tmp”、Windowsの場合はインストールディレクトリ配下の“\TEMP”です。

出力先、バイト単位、ドメインソート項目、要求元レベルについては“16.4.1 拡張ログ統計設定項目”を参照してください。

[注意]

図16.2で共通ログ統計を選択した場合に表示される共通ログ統計解析画面(Solarisの場合)を図16.4に示します。

fig16-4

図16.4 共通ログ統計解析画面



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