キャッシュ機能説明書 (統合環境設定編)
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12.9 TCP/IP中継設定
本節では、TCP/IP中継設定の設定項目
について説明します。
以下にTCP/IP中継設定項目について説明します。
- TCP/IP中継を行う
- TCP/IP中継を行う場合に、チェックボックスをチェックします。
- 初期値はTCP/IP中継を行わない設定となっています。
- ポート番号
- 中継サーバが、TCP/IPクライアントからの要求を受け付けるポート番号を、1〜65535の範囲で指定します(省略できません)。
- 中継先サーバ
- TCP/IP中継を行うTCP/IPサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します(省略できません)。
- ホスト名は英数字と一部特殊文字(特殊文字セット3)で126文字まで指定できます。
- IPアドレスは"X1.X2.X3.X4"の形式で指定します。
- 中継先ポート番号
- 中継先サーバのポート番号を、1〜65535の範囲で指定します(省略できません)。
- 無通信監視時間
- TCP/IPクライアントとTCP/IPサーバとの間の無通信状態を監視する時間を入力します。ここで指定された時間(秒)以上無通信状態が続いた場合、
中継サーバは、TCP/IPクライアントおよびTCP/IPサーバとのコネクションを切断します(省略できません)。
- 0〜999999の範囲で指定します。初期値は300秒です。
- 0を指定した場合、無通信状態の監視を行いません。
- 最大接続数
- 中継サーバが同時に保持するTCP/IPクライアントからのコネクションの最大数を指定します(省略できません)。
- この数を越えてTCP/IPクライアントが中継サーバに要求を出すと、処理中のコネクションが終了するまで、クライアントは待たされます。
- SolarisおよびWindowsの場合は1〜1024の範囲で指定します。Linuxの場合は1〜1000の範囲で指定します。初期値は40です。
- [注意]
- 中継先サーバとして、自マシンのホスト名またはIPアドレスを指定しないでください。
- TCP/IP中継設定は5個まで指定可能です。
- 中継モバイル連携機能を使用する場合、SuperMobileの仕様によりSuperMobileの再接続待ち中はクライアント側の処理が終了しても中継サーバ側の処理が完了しない場合があります。この状態では、最大接続数で指定した数のクライアントが接続できなくなります。対処方法については、SuperMobileから提供される情報(ソフトウェア説明書、製品のヘルプなど)を参照してください。
図12.6にTCP/IP中継設定の設定例を示します。
図12.6 TCP/IP中継設定の設定例
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