キャッシュ機能説明書 (統合環境設定編)
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第2章 機能説明(PROXYサーバ)

2.22 Interstage シングル・サインオン連携機能

 Interstage シングル・サインオン認証サーバと連携することにより、シングル・サインオンを実現します。認証サーバとの連携により、ユーザ単位での認証方式、有効時間などをInterstage シングル・サインオンのポリシーに統一することが可能です。  Interstage シングル・サインオンの設定方法については、Interstage Application Serverの説明書を参照してください。

 Interstage シングル・サインオン連携機能を使用することにより実現できる機能を以下に示します。 [補足] [注意]  以下に、Interstage シングル・サインオン認証サーバ連携の概要を図2.26に示します。

fig2-ssov6

図2.26 Interstage シングル・サインオン認証サーバ連携の概要

 Interstage シングル・サインオン連携機能の基本概要を以下に示します。
  1. InfoProxyはクライアントから通知された認証情報(ユーザ名/パスワード/証明書)を、HTTP/HTTPSプロトコルを使用して、Interstage シングル・サインオン認証サーバに通知します。
  2. 認証成功時にInterstage シングル・サインオン認証サーバから通知されるクレデンシャル情報を使用して、InfoProxyは認可処理を行います。
  3. Interstage シングル・サインオン認証サーバから通知された認証情報をInfoProxyでキャッシュすることができます。2回目以降のInterstage シングル・サインオン認証サーバへの問合せ処理をキャッシュした情報から判断することで、クライアントへの応答速度を向上できます。

 Interstage シングル・サインオン連携を行うための環境構築については、“2.13.4 Interstage シングル・サインオンとの連携”“4.5 Interstage シングル・サインオン認証サーバとの連携準備”を参照してください。  InfoProxyでのInterstage シングル・サインオン認証サーバの設定方法の詳細については、“18 Interstage シングル・サインオン認証サーバ設定”を参照してください。  Interstage シングル・サインオン認証サーバへの問合せ結果のキャッシュの設定方法の詳細については“10.5.2 認証設定の設定項目”を参照してください。 ユーザ名およびロール名による制御の設定方法の詳細については、“10.5.6 ユーザの設定項目”を参照してください。

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