キャッシュ機能説明書 (統合環境設定編)
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第2章 機能説明(PROXYサーバ)

2.13 ユーザ認証情報送信機能

 リバース機能使用時にInfoProxyでユーザ認証を行った場合に、ユーザ認証に使用した認証情報を任意のヘッダ名でWWWサーバに送信する機能です。アクセスしているユーザのユーザ名やパスワードの情報をWWWサーバのCGIなどの処理に使用することができます。
 追加するヘッダ名には任意のヘッダ名を指定できます。指定を省略した場合は、"X-Authorization:"を使用します。


2.13.1 送信するユーザ認証情報の取得方法

 ユーザ認証情報送信機能では、InfoProxyで使用しているユーザ認証方法によって使用する情報が異なります。ユーザ認証方法ごとに使用する認証情報を以下に示します。

2.13.2 送信するユーザ認証情報の形式

 ユーザ認証情報送信機能は、InfoProxyで行っているユーザ認証設定により、以下のように動作します。なお、以下の説明中の【例】では次のユーザ認証情報を使用します。


2.13.3 Interstage Portalworksとの連携

 ユーザ認証情報送信機能を使用することで、ビジネスポータルの構築を支援する基盤ソフトウェアであるInterstage Portalworksとの連携動作が可能です。
 Interstage Portalworksは、InfoProxyからユーザ認証情報を受信するとその内容を解析し、InfoProxyで使用したのと同じログオンIDとパスワード情報が入力済の状態でInterstage Portalworksのログオンページを表示します。これによりユーザが再度同じ情報を入力する手間を省くことができます。
 Interstage Portalworksの設定方法については、Interstage Portalworksの説明書を参照してください。

[備考]
 リバース設定の設定方法の詳細については、“11.8.7 Interstage Portalworksと連携する場合のリバース設定”を参照してください。

 ユーザ認証情報送信機能の設定方法の詳細については、“11.10.2 Interstage Portalworksと連携する場合のヘッダ設定”を参照してください。


2.13.4 Interstage シングル・サインオンとの連携

 Interstage シングル・サインオンとの連携動作は、InfoProxyでクライアントのユーザ認証情報を、Interstage シングル・サインオン認証サーバに通知することにより実現可能です。
 通知することのできる認証情報は以下の2つのどちらか、または両方です。

  - 認証ヘッダ(Authorization)
  - クライアント証明書

設定方法の詳細については、“11.10.3 Interstage シングル・サインオン連携機能を使用する場合のヘッダ設定”を参照してください。

[備考]
 リバース運用時の設定方法の詳細については、“11.8.8 Interstage シングル・サインオン連携機能を使用する場合のリバース設定”を参照してください。
 また、業務サーバに対して不要な認証情報をヘッダで通知しない場合はアクセスリスト管理の動作設定でフィルタリング制御を行ってください。フィルタリング制御の設定方法の詳細については、“10.5.3 動作の設定項目”を参照してください。



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