負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド |
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第12章 負荷分散対象サーバの増設及び削除について | > 12.1 分散対象サーバの増設について |
一部の機能を使用した場合を除いて、負荷分散動作を継続したまま分散対象サーバを増設することが出来ます。下記に活性増設の可/不可の機能一覧を示します。なお、活性増設が可能な機能でも、その機能内で変更した場合には活性増設不可となります。例えばサーバ分散方式を“ラウンドロビン”から“静的な重み付け”に変更した場合は、活性増設不可となります。
機能 |
活性増設 |
|
転送方式 |
IPアドレス変換 |
○ |
MACアドレス変換 |
○ |
|
サーバ分散方式 |
ラウンドロビン |
○ |
静的な重み付け |
○ |
|
最小コネクション数 |
○ |
|
最小クライアント数 |
○ |
|
最小サーバ負荷(CPU,メモリ,DISK I/O負荷) |
○ |
|
最小データ通信量 |
○ |
|
最小応答時間 |
○ |
|
最小待ちメッセージ数 |
○ |
|
最小通信バッファ使用率 |
○ |
|
最小FNA/LU数 |
× |
|
マルチシステム負荷分散 |
○ |
|
URLベース負荷分散 |
× |
|
HTTPヘッダ負荷分散 |
× |
|
セッション維持 |
コネクション単位 |
○ |
ノード単位 |
○ |
|
Cookieオプション |
○ |
|
SSLセッションIDオプション |
○ |
|
URLリライトオプション |
○ |
|
URLリライト拡張オプション |
○ |
|
HTTP認証ヘッダオプション |
○ |
|
IIOPのHTTPトンネルプロトコルのセッションキー |
× |
|
故障監視 |
装置監視 |
○ |
サービス監視 |
○ |
|
負荷計測エージェントによる監視(WU監視含む) |
○ |
|
URLリダイレクション |
○ |
|
エラーメッセージ |
○ |
|
リセット通知 |
○ |
|
ポート多重制御 |
○ |
|
アクセス数の制限 |
○ |
|
バックアップサーバ |
○ |
|
クライアントの関連付け |
○ |
|
シャットダウン制御 |
○ |
|
スロースタート制御 |
○ |
|
IIOP負荷分散 |
メソッド呼び出し単位の負荷分散 |
○ |
ネーミングサービスのオブジェクトリファレンス獲得時点の負荷分散 |
○ |
|
IJServerとWebサーバを分離して運用するシステムの負荷分散 |
× |
|
サイト間連携 |
× |
|
その他、上記一覧以外の機能 |
× |
○:
サーバを追加し、ポリシー更新した場合、活性増設が行われます。活性増設の場合、負荷分散機能が再起動せずにポリシーの反映が行われるため、接続中だったコネクションは継続して使用可能です。また、分散対象サーバの保守状態も初期化されないため、ポリシー更新後にあらためて保守操作を行う必要はありません。
×:
サーバを追加し、ポリシー更新した場合、負荷分散機能が一旦停止した後、再起動します。再起動時に、負荷分散対象サーバの保守・故障状態等、分散対象サーバの管理状態が全て初期化されます。このため、保守状態のサーバがある場合、ポリシー更新後にあらためて保守操作を行う必要があります。
Traffic Director(Solaris版)では、負荷分散機能の再起動時に内部のコネクション情報がクリアされるため、接続中だったコネクションは切断されます。
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