負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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第12章 負荷分散対象サーバの増設及び削除について

12.1 分散対象サーバの増設について

新規分散対象サーバの増設は、以下の手順でおこないます。

  1. 負荷分散ポリシーの確認
    使用している機能によっては、新規分散対象サーバを追加した際に、既存の分散対象サーバの接続について切断される等の影響があります。負荷分散ポリシーの設定を確認し、「12.1.1 活性増設の条件」の表で活性増設とならない機能を使用している場合、必要ならば全分散対象サーバを保守状態にする対処や、クライアントとTraffic Director間のネットワークを一時的に切断する等の処置をおこなってください。
  2. 分散対象サーバ自身のセットアップ
    新たに負荷分散システムに組み込む分散対象サーバ自身のセットアップをおこないます。
  3. 分散対象サーバの設置
    分散対象サーバのセットアップ完了後、分散対象サーバを既存の分散対象サーバのLANに設置します。設置時に誤った場所に設置しないようにしてください。また、設置後、サーバ単独で正常にアプリケーション・OSが動作することを確認します。ワークユニット監視等、負荷計測エージェントのセットアップについてもこの時点で完了させてください。
  4. 負荷分散ポリシーの変更と配信
    負荷分散ポリシーに新規に追加した分散対象サーバの情報を追加し、配信します。Traffic Directorでは配信後、即座に新規分散対象サーバに振分けを開始します。クライアントとTraffic Director間のネットワークを一時的に切断する処置をおこなっていた場合は、再接続してください。

下へ12.1.1 活性増設の条件
下へ12.1.2 分散対象サーバの設置について

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