負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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第10章 シャットダウン制御コマンド> 10.2 nsstate> 10.2.6 運用例> 10.2.6.1 負荷分散対象サーバを1台毎保守する運用

10.2.6.1.2 保守フロー

負荷分散対象サーバ1,2について順番に保守開始、保守実施、保守終了をおこないます。

各コマンドを実行する前後で、状態を確認して、想定していない状態であれば、即時中止します。

負荷分散対象サーバの再起動など、Traffic Director(サーバ)で保守中のサーバ故障を検出している場合があるため、保守終了後、故障監視間隔の時間を待ち合わせた後に、次のサーバの保守処理を開始します。

各ステップの実行例を示します。

ステップ1:サイト・ファームの状態確認

nsstate 192.168.10.10 admin adminpassword /loadbalance /state /farm 192.168.10.100

ステップ2,4,6,10:分散対象サーバ1の状態確認

nsstate 192.168.10.10 admin adminpassword /loadbalance /state /farm 192.168.10.100 /target 192.168.10.101

ステップ3:分散対象サーバ1を保守開始

nsstate 192.168.10.10 admin adminpassword /loadbalance /down /farm 192.168.10.100 /target 192.168.10.101 /wait 10

ステップ8:分散対象サーバ1を保守終了

nsstate 192.168.10.10 admin adminpassword /loadbalance /up /farm 192.168.10.100 /target 192.168.10.101


コマンドを実行するサーバとTraffic Director(サーバ)で時間の精度に差がある場合がありますので、シャットダウン時間及び故障検出時間待ち合わせ時には、ポリシーの値に10秒程度加算するようにしてください。


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