負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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第10章 シャットダウン制御コマンド

10.1 シャットダウン制御について

通常運用中の負荷分散対象サーバに対してシャットダウン制御をおこなうと、以下の状態遷移をとります。

※:SHUTDOWN状態(停止処理中)とMAINTENANCE状態(保守作業中)を合わせて保守状態と呼んでいます。

各状態で、クライアントから分散対象サーバへの新規コネクションは、以下のように処理されます。

状態

説明

一意性保証なし

一意性保証あり

一意性保証対象でないコネクション

一意性保証対象のコネクション

UP

通常の運用状態です

UP→SHUTDOWN

保守開始指示により、SHUTDOWN状態に即時に遷移します。

UP→MAINTENANCE

強制保守開始指示により、MAINTENANCE状態に遷移します。

SHUTDOWN

停止処理中です。一意性保証対象以外のコネクションは該当サーバに振り分けません。

×

×

SHUTDOWN → UP

保守開始のキャンセル指示により、UP状態に即時に遷移します。

SHUTDOWN→MAINTENANCE

サイトファームオブジェクトで設定したシャットダウン時間が経過、または強制保守開始により、MAINTENANCE状態に遷移します。

MAINTENANCE

保守作業中です。新規コネクションは振り分けません。

×

×

×

MAINTENANCE→UP

保守終了指示により、UP状態に即時に遷移します。

凡例:○:振り分ける、×:振り分けない

以下の留意事項があります。


Traffic Director(Solaris版)では以下の注意事項があります。


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