負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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第9章 二重化構成時の注意点> 9.3 簡易HS> 9.3.4 ネットワーク障害検出時の復旧手順

9.3.4.1 片系運用状態

運用/待機状態での運用中、いずれかのネットワーク・サーバでネットワーク障害を検出した場合、各々のネットワーク・サーバは以下の状態に遷移します。

また、運用/待機状態での運用中、両方のネットワーク・サーバでほぼ同時にネットワーク障害を検出した場合、各々のネットワーク・サーバでの故障検出タイミングによって、以下のいずれかの状態遷移が発生します。

または、

この状態では、運用状態のネットワーク・サーバでネットワーク故障を検出した場合でも、状態遷移は発生しないため、不安定なネットワーク環境で運用を継続する状況が発生する可能性があります。下記の復旧方法により、速やかに復旧させる必要があります。

■確認手順

以下のいずれかの手段により、本現象が発生しているか確認してください。

【モニタコンソールでの確認】

サーバモニタにおける各ネットワーク・サーバの状態から確認します。

または、

【hschgctlコマンドでの確認】

各ネットワーク・サーバ上で“hschgctl -p”の出力結果により確認します。

または、

■復旧方法

以下の手順により復旧してください。

1.ネットワーク故障の要因の除去

簡易HSが停止する要因となったネットワーク故障を復旧させてください。停止したネットワーク・サーバが停止に至るまでイベントモニタにネットワーク故障メッセージを出力していますので、このメッセージを参考にしてください。

2.停止しているネットワーク・サーバで簡易HSの起動

以下のいずれかの方法によって、簡易HSを起動してください。


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