負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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第9章 二重化構成時の注意点> 9.1 SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERとの連携

9.1.2 導入手順

導入手順について以下に示します。

(1) SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERのインストール
SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERを両サーバにインストールします。SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

(2) リブート
両サーバをリブートします。

(3) インタフェースの確認
運用側に、Traffic Directorをインストールします。Traffic Directorをインストールする前に、Traffic Directorで使用するインタフェースが活性化されていることを確認してください。

(4) TrDのインストール
運用側に、Traffic Directorをインストールします。本製品に添付しているインストールガイドを参照してください。

(5) 二重化情報設定
運用側Traffic Directorに引継ぎネットワークのIPアドレス及び運用系の種別を登録します。「9.1.5 二重化情報の設定」を参照してください。

(6) 切替とリブート
SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERの操作で、運用側を待機系に、待機側を運用系に遷移させます。遷移完了後、待機系に遷移した運用側はリブートします。

(7) インタフェースの確認
待機側に、Traffic Directorをインストールします。Traffic Directorをインストールする前に、Traffic Directorで使用するインタフェースが活性化されていることを確認してください。

(8) TrDのインストール
待機側に、Traffic Directorをインストールします。本製品に添付しているインストールガイドを参照してください。

(9) 二重化情報設定
待機側Traffic Directorに引継ぎネットワークのIPアドレス及び待機系の種別を登録します。「9.1.5 二重化情報の設定」を参照してください。

(10) 切替とリブート
SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERの操作で、待機系から運用系に運用側を遷移させます。遷移完了後、待機系に遷移した待機側はリブートします。

(11) TrDのリソースの登録
待機側起動後、Traffic Directorのリソースを両サーバで、SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERに登録します。「9.1.3 リソースの登録」を参照してください。

(12) SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERの引き継ぎネットワークの設定
SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERの引継ぎネットワークの設定をおこないます。管理コンソールと通信するインタフェースには、必ず引き継ぎネットワークの設定を行なってください。詳細は、「9.1.4 引き継ぎネットワークの設定」を参照してください。

(13) TrDのサービスの登録
両サーバで、Traffic Directorのサービスを(12)で設定した引継ぎネットワーク設定と合わせて、SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERに登録します。「9.1.6 サービスの登録」を参照してください。

(14) リブート
両サーバをリブートします。

(15) ポリシーの設定、配信
Traffic Directorの運用ポリシーを設定します。「9.1.7 運用ポリシーの設定」を参照してください。設定後、配信します。自動的に両方のサーバに配信されます。

なお、PRIMECLUSTERでは用語が一部異なります。SafeCLUSTERとPRIMECLUSTERの用語の対応付けについては、「PRIMECLUSTER運用導入運用手引書」の”付録E SafeCLUSTER対応製品をPRIMECLUSTERで使用する場合”を参照してください。


Traffic Director 5.1以降より二重化情報の設定が必要になりました。設定方法については「ポリシー・フレームワーク コンソールガイド」を参照してください。


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