負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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5.1.1 文字の正規表現
- 普通の文字(下記 2 で述べるもの以外)は、それ自身と一致する1文字の正規表現です。
- バックスラッシュ(\)に特殊文字を続けたものは、特殊文字そのものと一致する1文字の正規表現です。
特殊文字には次のようなものがあります。
- ピリオド(.)、バックスラッシュ(\)、左大括弧([)、アスタリスク(*)、プラス符号(+)、疑問符(?)、括弧(( ))、縦線(|)は、大括弧([ ])で囲まれている場合(下記4 を参照)を除き、常に特殊文字となります。
- カレット(^)は、正規表現全体の先頭にある場合(5.1.4 行の先頭、または、最後と一致する正規表現の1 を参照)、または、大かっこ([ ])の対の左大かっこ([]の直後にある場合(下記 4 を参照)に特殊文字となります。
- ドル記号($)は、正規表現全体の最後にある場合(5.1.4 行の先頭、または、最後と一致する正規表現の2を参照)に、特殊文字となります。
- ピリオド(.)は、任意の1文字に一致する正規表現です。
- 大かっこ([ ])に囲まれた空でない文字列は、その中の任意の1文字、または、マイナス符号(-)で区切られた文字範囲の中の任意の1文字と一致する正規表現です。
例)
book[123]、book[1-3] は book1、book2、book3 と一致します。
book[abcABC]、book[a-cA-C] は booka、bookb、bookc、bookA、bookB、bookC と一致します。
[gG][iI][fF] は gif、giF、gIf、gIF、Gif、GiF、GIf、GIF と一致します。
- 大かっこ([ ])内の最初の文字としてカレット(^)を指定すると、カレット(^)に続く文字以外のすべての文字と一致する正規表現となります。
例)
book[^123]、book[^1-3] は book1、book2、book3 と一致しません。
book[^abcABC]、book[^a-cA-C] は booka、bookb、bookc、bookA、bookB、bookC と一致しません。
記号(\)は、コード0x5cに該当する文字であり、表示する環境によってはバックスラッシュとなります。
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