負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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第3章 プロトコル・リストについて

フィルタリング・ポリシーやアドレス変換ポリシーのフィルタ条件を簡単に定義できるように、代表的なアプリケーション群をプロトコル・リストとして提供しています。

あるアプリケーションに含まれているサービスの中には、そのアプリケーションに特化したサービスだけでなく、他のアプリケーションでも使用される汎用的なサービスが含まれています。例えば、Web、メール、デイレクトリ関連のサービスなどです。これらの汎用的なサービスを含むアプリケーションを帯域制御等で指定する場合は注意が必要です。

具体的には、「WWWサーバ」と「httpを利用したマルチメディア配信サーバ」を帯域制御の同階層上のクラス(転送元、転送先等を特定していない場合)として登録した場合、クラス優先順位の高い方に、HTTPのトラフィックが流れていきます。つまり、HTTPのトラフィックが単純なアプリケーションの指定だけでは識別できないケースが発生するということです。

この場合には、転送元、転送先を特定(サービスを提供するサーバアドレスの入力等)したり、フィルタ条件を追加するなどの対応で識別が可能となります。

同様に、その他の汎用的なサービスが入っているアプリケーションを同時に使用する場合は、注意願います。


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