負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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第1章 負荷分散対象サーバでの環境設定

1.4 Webサーバのキープアライブ設定について

Webサーバの負荷分散を行う場合、キープアライブの設定を無効とする場合と有効とする場合がありますので、注意願います。

HTTP1.1では、クライアントがリクエストヘッダに「キープアライブ」オプションを送信すると、Webサーバがキープアライブ機能をサポート、または有効にしている場合に、レスポンスを送信した後もTCPコネクションが保持されます。Traffic Directorの負荷分散では、TCPコネクション単位に設定されたポリシーに従って振り分け先を決定しますので、キープアライブ設定によってコネクションが保持されている状態では、正しい単位で負荷分散できないことがあります。そのため、負荷分散機能を使用する場合は、Webサーバ側のキープアライブ機能を無効にして下さい。

キープアライブ機能については、Webサーバの版数によりサポートしていない場合もありますので、Webサーバの管理者に確認願います。


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