負荷分散／QoS制御 テクニカルガイド

1.2.2 転送方式としてMACアドレス変換を使用する場合

転送方式としてMACアドレス変換を使用する場合、振り分け対象の全Solarisサーバに対して以下の環境設定作業を行います。

(1)"/etc/inet/hosts" ファイルに、負荷分散ポリシーのサイト・ファーム・プロパティの"仮想IPアドレス"に設定した、IPアドレスと任意のホスト名を追加します。

(2)"/etc" の下に、以下のファイルを作成します。このファイルに、（1）で追加した任意のホスト名を記述します。

hostname.lo0:論理ユニット番号

(3) システムを再起動します。

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• 論理ユニット番号は、すでに存在するファイル名と重ならないように 1 以上の整数を指定してください。
• 負荷分散対象サーバは、静的ルーティングで動作させる必要があります。このため、SolarisサーバのTCP/IPの設定で、"/etc/defaultrouter"を設定してください。詳細は、Solarisサーバのマニュアルを参照してください。
• SafeLINKの高速切替インタフェース等、同一LAN上に複数のインタフェースが接続し、かつ全て活性化した構成では、Solarisサーバの仕様により仮想IPアドレス宛てのフラグメントパケットが受信できなくなるため、転送方式にはIPアドレス変換を使用するようにしてください。