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第9章 付録> 9.1 URLの正規表現> 9.1.1 正規表現の構文

9.1.1.2 文字列と1文字の正規表現を組み合わせて使用する正規表現

  1. アスタリスク“*”は、1文字の正規表現の次にアスタリスク“*”が続いた場合、1文字の正規表現を0回以上、繰り返したものと一致する正規表現です。
    例)
    abc* は、 ab、abc、abcc、abccc などと一致します。
    ab[1-3]* は、 ab、ab1、ab12、ab123、ab1111 などと一致します。
  2. プラス符号“+”は、1文字の正規表現の次にプラス符号“+”が続いた場合、1文字の正規表現を1回以上、繰り返したものと一致する正規表現です。
    例)
    abc+ は 、abc、abcc、abccc などと一致します。
    ab[1-3]+ は、 ab1、ab12、ab123、ab1111 などと一致します。
  3. 左括弧 “(”と右括弧 “)” の間に囲まれた正規表現は、その囲まれた文字列と一致する正規表現です。左括弧 “(”と右括弧 “)”の指定は、9個までの制限があります。
    例)
    (abc)(xyz)(abc) は abcxyzabc と一致します。
  4. バックスラッシュ数字“\N”は、3.で記述した 左括弧 “(”と右括弧 “)”の間に囲まれた文字列と一致した文字列と一致する正規表現です。数字Nは、左端から数えてN番目の “(”と “)”に該当します。
    例)
    ([ab]c)\1は、acacやbcbcと一致します。acbcとは一致しません。
  5. 疑問符“?”は、1文字の正規表現の次に疑問符“?”が続いた場合、1文字の正規表現または空文字列に一致する正規表現です。
    例)
    abc? は 、ab、abc と一致します。
    ab[1-3]? は、 ab、ab1、ab2、ab3 と一致します。
  6. 複数の文字列を縦線“|”で区切って並べたものは、そのうちどれか1つの文字列に一致する正規表現です。
    例)
    abc|xyz は、abc、xyz と一致します。
    (abc|xyz)abc は、abcabc、xyzabc と一致します。

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