Symfoware(R) Server RDBユーザーズガイド データベース定義編 - FUJITSU -
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上へ付録E RDBメッセージの対処

E.1 サーバ(Symfoware/RDB)が出力するメッセージ

Symfoware/RDBが出力する以下のメッセージに対する利用者の対処は、rdbprtmsgコマン(UNIX系の場合)またはオンラインヘルプ“Symfoware/RDB メッセージリファレンス”(Windows NT、Windows 2000、Windows XPおよびWindows Server 2003の場合)で参照することができます。

RDBコマンドの実行時

例1

RDBコマンドの実行で出力されるメッセージ“qdg03110u”の説明を表示します。

◆メッセージの説明の参照方法

[UNIX系の場合]

$ rdbprtmsg -qdg 03110

 

[Windows NT、Windows 2000、Windows XPおよびWindows Server 2003の場合]

メッセージ番号をもとにメッセージリファレンスを参照してください。

◆メッセージの説明

qdg03110u
データベーススペース's*'の空き領域がありません t*
[メッセージの意味]
 DSIのスペース追加処理において、スペース割付け先のデータベースス
 ペースに、指定された割付け量を割付けできる領域がありません。
[パラメタの意味]
 s*: データベーススペース名
 t*: RDBシステム名
   RDBシステム名はマルチRDBの場合のみ出力されます。
[システムの処理]
 このコマンドの処理を中止します。
[利用者の処置]
 データベーススペースを拡張し、再実行してください。

 

応用プログラムの翻訳時(C言語)

例2

Cプレコンパイラで出力されるメッセージ“11005”の説明を表示します。

◆メッセージの説明の参照方法

[UNIX系の場合]

$ rdbprtmsg -C 11005

 

[Windows NT、Windows 2000、Windows XPおよびWindows Server 2003の場合]

メッセージ番号をもとにメッセージリファレンスを参照してください。

◆メッセージの説明

11005
 環境変数SQLPCにおいてオプション“@1@”の引数として指定された値が不当です。
[メッセージの意味]
 環境変数“SQLPC”において指定されたオプションの引数の値が、適切ではあり
 ません。以下の条件に該当する可能性があります。
 1) 引数の値が、不当な文字列で構成されている
 2) 引数の長さが、制限値を超えている
[パラメタの意味]
 @1@: 該当のオプション
[利用者の処置]
 マニュアルに記載されているオプションの引数を確認し、環境変数“SQLPC”
 に指定したオプション情報を修正してください。

 

■応用プログラムの翻訳時(COBOL)

例3

COBOLプレコンパイラで出力されるメッセージ“11011”の説明を表示します。

◆メッセージの説明の参照方法

[UNIXの場合]

$ rdbprtmsg -COBOL 11011

 

[Windows NT、Windows 2000、Windows XPおよびWindows Server 2003の場合]

メッセージ番号をもとにメッセージリファレンスを参照してください。

◆メッセージの説明

11011
 SQL埋込みCOBOLプログラムのファイル名に拡張子“@1@”は指定できません。
[メッセージの意味]
 SQL埋込みCOBOLプログラムの拡張子として“.cobol”または、“.lst”をもつ
 ファイル名が指定されました。
[パラメタの意味]
 @1@: 指定された拡張子名
[利用者の処置]
 SQL埋込みCOBOLプログラムのファイル名の拡張子を“.cobol”および“.lst”
 以外に変更して、コマンドを再実行してください。

 

応用プログラムの実行時

例4

応用プログラムの実行時にメッセージ変数(SQLMSG)に設定されるメッセージ“JYP2031E”の説明を表示します。

◆メッセージの説明の参照方法

[UNIX系の場合]

$ rdbprtmsg -jyp 2031

 

[Windows NT、Windows 2000、Windows XPおよびWindows Server 2003の場合]

メッセージ番号をもとにメッセージリファレンスを参照してください。

◆メッセージの説明

JYP2031E
記述子名“@1@”のCOUNT値に誤りがあります。
[状態コード]
 07009
[メッセージの意味]
 記述子名“@1@”のCOUNT値に以下のいずれかの誤りがあります。
 − COUNTの値が指定されていない
 − 指定されたCOUNTの値は1以上で、かつ実現値の範囲内ではない
[パラメタの意味]
 @1@: 記述子名
[システムの処理]
 SQL文の処理を中止します。
[利用者の処置]
 以下のいずれかの処置を行ってください。
 − COUNTの値を指定してください
 − ALLOCATE DESCRIPTOR文で指定した、実現値を確認してください
 − ALLOCATE DESCRIPTOR文で実現値を省略した場合は、動作環境ファイル内の
  “DESCRIPTOR_SPEC”の項目の値を確認してください

 

Symfoware/RDBの内部矛盾検出時

例5

Symfoware/RDBが内部矛盾を検出して異常終了したときに出力されるメッセージ“qdg12695u”のReference Codeが16.1.7.769の場合の説明を表示します。

[UNIX系の場合]

出力されるメッセージ

rdb:ERROR: qdg12695u: System error occurred. Reference code
 = 16.1.7.769 Internal_code = (idt_p:008b2394 sub_code:0
 module:qdafcomi000 line:136) (SYSTEM NAME =TEST)

 

参照方法

rdbprtmsg -CCR 16.1.7.769

 

Solaris OEの場合の例を以下に示します。

16.1.7.769
[利用者の処置]
 Symfoware/RDBを再起動してください。
[調査資料]
 コアダンプ
  格納場所: 
   RDB構成パラメタファイルのRDBCOREパラメタで指定された
   ディレクトリにあります。
  取得方法:
   ddコマンド等により2次記憶媒体に退避してください。
  操作例:
   dd if=coreファイル名 of=/dev/rmt/0
 ロードモジュール
  格納場所: 
   インストールディレクトリのsbinディレクトリにあります。
  取得方法:
   ddコマンド等により2次記憶媒体に退避してください。
  操作例:
   dd if=rdb2base2 of=/dev/rmt/0
 ライブラリ
  格納場所: 
   インストールディレクトリのlib配下、/usr/libなどにあります。
  取得方法:
   lddコマンドにrdb2base2を指定した時の出力に含まれるファイ
   ルをddコマンド等により2次記憶媒体に退避してください。
  操作例:
   dd if=lddコマンドで出力されたライブラリ名 of=/dev/rmt/0
 コンソールログ
  格納場所:
   RDB構成パラメタファイルのRDBREPORTパラメタで指定された
   ディレクトリにあります。
  取得方法:
   rdbreport.log、rdbreport.oldファイル、または、システム名.log、
   システム名.oldファイルをddコマンド等により2次記憶媒体に
   退避してください。
  操作例:
   dd if=コンソールログファイル名 of=/dev/rmt/0
 実行手順ログ
  格納場所:
   不定。
  取得方法:
   処理の実行内容や、実行過程が記録されているファイルを
   ddコマンド等により2次記憶媒体に退避してください。
  操作例:
   dd if=ファイル名 of=/dev/rmt/0

 

[Windows NT、Windows 2000、Windows XPおよびWindows Server 2003の場合]

出力されるメッセージ

qdg12695u: System error occurred. Reference code = 16.1.7.769
 Internal_code = (idt_p:008b2394 sub_code:0 module:qdafcomi000
 line:136) (SYSTEM NAME =TEST)

 

参照方法

メッセージ番号をもとにメッセージリファレンスを参照してください。

16.1.7.769
[利用者の処置]
 Symfoware/RDBを起動して、ダウンリカバリを行ってください。
[調査資料]
 コアダンプ
  格納場所: 
   RDB構成パラメタファイルのRDBCOREパラメタで指定された
   ディレクトリにあります。
  取得方法:
   ntbackupコマンド等により2次記憶媒体に退避してください。
  操作例:
   ntbackupを起動し、メニューの指示に従いcoreファイルを退避して
   ください。
 ロードモジュール
  格納場所:
   インストールディレクトリのsbinディレクトリにあります。
  取得方法:
   ntbackupコマンド等により2次記憶媒体に退避してください。
  操作例:
   ntbackupを起動し、メニューの指示に従いrdb2base.exeファイルを
   退避してください。
 ライブラリ
  格納場所:
   インストールディレクトリのlib配下などにあります。
  取得方法:
   VC++付属dumpbinコマンドのimportsオプションにrdb2base.exeを
   指定した時の出力に含まれるファイルを2次記憶媒体に退避して
   ください。
  操作例:
   ntbackupを起動し、メニューの指示に従いライブラリファイルを退
   避してください。
 コンソールログ
  格納場所:
   イベントビューアでイベントログを保存したディレクトリです。
  取得方法:
   イベントビューアのログメニューから、名前を付けて保存を選び
   2次記憶媒体に退避してください。
 実行手順ログ
  格納場所:
   任意。
  取得方法:
   処理の実行内容や、実行過程が記録されているファイルを2次記憶
   媒体に退避してください。

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