Symfoware(R) Server RDBユーザーズガイド データベース定義編 - FUJITSU - |
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ここでは、動的SQL文を用いてデータベースを作成する方法を示します。応用プログラムからは、論理構造と、格納構造を定義することができます。データベース名の登録とデータベーススペースの作成は行うことができないため、前もってrdbddlexコマンドで、データベース名の登録とデータベーススペースの作成を行っておきます。なお、SQL文変数を“CMDAREA1〜3”とします。使用言語は、C言語です。
応用プログラムの定義の例を図:応用プログラムの定義の例に示します。
: /* 定義文をSQL文変数に複写します。*/ strcpy(CMDAREA1.sqlvar,"CREATE SCHEMA STOCKS CREATE TABLE 在庫表(製品番号 SMALLINT NOT NULL, 製品名 NATIONAL CHARACTER(10) NOT NULL, 在庫数量 INTEGER, 倉庫番号 SMALLINT, PRIMARY KEY(製品番号) ) CREATE VIEW 大量在庫表(品番,数量) AS SELECT 製品番号,在庫数量 FROM STOCKS.在庫表 WHERE 在庫数量 >= 50"); CMDAREA1.sqllen = strlen(CMDAREA1.sqlvar); strcpy(CMDAREA2.sqlvar,"CREATE DSO 在庫表DSO FROM STOCKS.在庫表 TYPE SEQUENTIAL(PAGESIZE(4),ORDER(0))"); CMDAREA2.sqllen = strlen(CMDAREA2.sqlvar); strcpy(CMDAREA3.sqlvar,"CREATE DSI 在庫表DSI DSO 在庫表DSO ALLOCATE DATA ON DBSPACE1 SIZE 280K"); CMDAREA3.sqllen = strlen(CMDAREA3.sqlvar); : /* 動的SQL文の実行をします。*/ EXEC SQL EXECUTE IMMEDIATE :CMDAREA1; EXEC SQL EXECUTE IMMEDIATE :CMDAREA2; EXEC SQL EXECUTE IMMEDIATE :CMDAREA3; : |
また、応用プログラムからデータベースの定義を行うとき、格納構造を簡略化して定義する場合は、1つの応用プログラムで定義から創成までができます。ただし、データ操作を行う前にCOMMIT文を記述する必要があります。
図:応用プログラムによる定義から創成までの例に例を示します。
: /* 定義文をSQL文変数に複写します。*/ strcpy(CMDAREA1.sqlvar,"CREATE SCHEMA STOCKS CREATE TABLE 在庫表(製品番号 SMALLINT NOT NULL, 製品名 NATIONAL CHARACTER(10) NOT NULL, 在庫数量 INTEGER, 倉庫番号 SMALLINT, PRIMARY KEY(製品番号) ) ON DBSPACE1"); CMDAREA1.sqllen = strlen(CMDAREA1.sqlvar); : /* 動的SQL文の実行をします。*/ EXEC SQL EXECUTE IMMEDIATE :CMDAREA1; : /* データ操作の前に“COMMIT”を実行します。*/ EXEC SQL COMMIT WORK; EXEC SQL INSERT INTO STOCKS.在庫表(製品番号,製品名,在庫数量,倉庫番号) VALUES(:製品番号,:製品名,:在庫数量,:倉庫番号); : |
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