PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)

12.4.3 ファイルシステム運用状態の表示

　GFS 共用ファイルシステムの運用状態は、sfcrscinfo(8) で確認することができます。

　マウント、アンマウント、ファイルシステム構成変更は、この表示を確認して、実施してください。

　以下に、sfcrscinfo(8) でのファイルシステム運用状態の確認方法を示します。

# sfcrscinfo -am <Enter>
/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01:
FSID  MDS/AC  STATE  S-STATE   RID-1   RID-2   RID-N  hostname
   2  MDS(P)  run    -             0       0       0  shoga
   2  AC      run    -             0       0       0  shoga
   2  MDS(S)  wait   -             0       0       0  ichou
   2  AC      run    -             0       0       0  ichou

　sfcrscinfo(8) の出力の意味を以下に示します。

• MDS/AC 欄
  • MDS(P): 定義上のプライマリ MDS
  • MDS(S): 定義上のセカンダリ MDS
  • AC : ファイルシステムをマウントするノード
• STATE/SUB-STATE 欄（MDS の場合）
  • run - : プライマリ MDS として動作中
  • wait - : セカンダリ MDS としてプライマリ MDS のダウンリカバリの待機中
  • stop - : MDS 停止状態
  • none - : MDS 起動対象外
  • SUB-STATE が“-”以外の場合は状態遷移中
• STATE/SUB-STATE 欄（AC の場合）
  • run - : マウント状態
  • stop - : アンマウント状態
  • SUB-STATE が“-”以外の場合は状態遷移中

　sfcrscinfo(8) のオプションの詳細については、本書の sfcrscinfo(8) 参照してください。