PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
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4.3 バックアップ設計
ここでは、GFS 共用ファイルシステムで、ファイルシステムのバックアップ・リストアに必要なハードウェア、バックアップ・リストアの方法について説明します。
GFS 共用ファイルシステムのバックアップでは、テープ装置またはハードディスク装置をバックアップ装置として使用します。
GFS 共用ファイルシステムでは、以下の方法でファイルシステムごとにバックアップ・リストアを実施します。
- dd(1) を使用したファイルシステム単位のバックアップ・リストア
- cpio(1L) または tar(1) を使用したファイル単位のバックアップ・リストア
GFS 共用ファイルシステムがマルチパーティション構成の場合、ファイルシステム単位のバックアップ・リストアは各パーティション単位に実施する必要があります。テープ装置、ハードディスク装置の構成をI/O負荷が分散できるように考慮すれば、各パーティションのバックアップ・リストア作業を複数のノードに分散させることで、バックアップ・リストア作業が並行して進められ、バックアップ・リストア作業にかかる時間を短縮できます。
GFS 共用ファイルシステムでのバックアップ・リストアに関する詳細については、本書の“第13章 ファイルシステムのバックアップとリストア”を参照してください。
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