PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
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第4章 ファイルシステム設計> 4.2 システム設計

4.2.5 将来の拡張に備えて

 sfcmkfs(8) による GFS 共用ファイルシステム作成時には、デフォルト設定ではある程度の拡張を考慮したファイルシステム構成を取りますが、将来、ファイルシステムを拡張することが予想される場合は、下表のパラメタ値が将来の拡張で十分であるかを確認してください。たとえばパーティション追加機能については、sfcmkfs(8) の -o maxvol パラメタを超えて追加はできません。この場合は、ファイルシステムを拡張するには、データをバックアップして一旦削除し、新規ファイルシステムを作成し、データをリストアする必要があります。

 したがって、将来のファイルシステム拡張に備えて、拡張する最大サイズを予測し、ファイルシステムを作成してください。

[将来の拡張に備えて確認すべきパラメタ]

sfcmkfs(8) のパラメタ

省略値

意味

maxdsz

指定時のファイルデータ領域サイズ

最大ファイルデータ領域サイズ

maxnode

16

最大共用ノード数

maxvol

16

最大構成パーティション数


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