Dynamic Reconfiguration ユーザーズガイド 2.6
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第2章 DRのシステム構成と運用管理> 2.3 DRのコンフィグレーションとシステム管理の留意点

2.3.1 DRの有効化とカーネルケージメモリ

カーネルケージメモリは、カーネルメモリを含んでいるシステムボードの数を最小限にするための機能です。Solaris 8 OSおよびSolaris 9 OSの初期設定ではこの機能は無効になっていますが、この機能が有効でない場合、DR操作は動作しません。Solaris 10 OSの初期設定ではこの機能は有効になっています。

カーネルケージメモリを有効にするには、/etc/systemファイルに

set kernel_cage_enable = 1

と記述した一行を書き加え、システムを再起動する必要があります。

システム再起動後に設定が有効になっているかの確認は、/var/adm/messagesファイルに以下のログ情報が入っているかをチェックすることで可能です。

NOTICE: DR kernel Cage is ENABLED.

drcstat -systemを用いても確認することもできます。drcstatコマンドについての詳細は、“3.2 drcstat(1M)”を参照してください。


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