Dynamic Reconfiguration ユーザーズガイド 2.6
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第2章 DRのシステム構成と運用管理> 2.1 DRシステム構成> 2.1.3 メモリ> 2.1.3.4 スワップ領域に関する留意点

2.1.3.4.2 ボード削除時の留意点

ボードを削除すると、削除されるメモリ量だけ使用可能なメモリ量が減ります。削除されるボード上のディスクがスワップ領域の一部として使用されている場合、さらにその領域分も減少することになります(I/Oマルチパス等で二重化運用されている場合は、使用可能なメモリ量には影響しません)。

したがって、削除前の使用可能なメモリ量が、削除されるメモリ量および削除されるディスク上のスワップ領域量よりも大きいことが、ボードの削除のための最低限の条件となります。また、削除前の運用と使用可能なメモリ量を同程度に保つためには、削除される容量分だけ余分にスワップ領域を追加してから、ボードの削除を行う必要があります。

現在の使用可能なメモリ量は、'swap -s'を実行して、availableとなっているサイズを見ることでわかります。詳細は、swap(1M)コマンドのマニュアルを参照してください。

【例】


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