Dynamic Reconfiguration ユーザーズガイド 2.6
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第1章 DRの概要

1.1 DR機能の概要

DR機能によって、システムボードのSolaris OS動作環境への追加(組込み)・削除(切離し)、パーティション構成の変更(システムボードの移動)が、システムを再起動せずに可能となります。

DRの利用法として以下のような例があげられます。

メモリの削除については、モデルによってカーネルメモリ(OSが使用するメモリ等。詳しくは、“2.1.3.1 メモリの種類と制限”を参照してください)の搭載されたシステムボードの削除ができる場合とできない場合があります。

【PRIMEPOWER900/1500/2500の場合】

【GP7000Fモデル1000/2000, PRIMEPOWER800/1000/2000の場合】

カーネルメモリボードを削除する時は、カーネルメモリを他のシステムボードにコピーするためにシステムが一時停止(サスペンド)します。一時停止中は、全プロセス、全デバイスの活動が止まり、例えば一時的にネットワークからのアクセスができなくなる等の現象が発生しますので、注意が必要です。

なお、DR機能は拡張パーティション機構(Extended Partitioning(以降、XPARと略す))を提供するハードウェアでも使用することが可能です。詳細については、“パーティション運用ガイド”または“Dynamic Reconfiguration アーキテクチャガイド”を参照してください。
XPARは以下のモデルで提供されています。


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