Symfoware(R) Server RDBユーザーズガイド 応用プログラム開発編 - FUJITSU - |
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図:複数の翻訳単位を動的結合する場合の翻訳・結合編集の方法に、複数の翻訳単位を動的結合する場合の翻訳・結合編集の方法を示します。
SQL文を使用する翻訳単位は、sqlccまたはsqlcobolを使用して翻訳・結合編集を行います。
sqlccおよびsqlcobolのオプションの指定方法については、オンラインヘルプを参照してください。
応用プログラムによっては、SQL文を使用しない翻訳単位が存在する場合があります。
SQL文を使用しない翻訳単位は、clコマンドまたはcobol32コマンドを使用して翻訳・結合編集を行います。
また、ロードモジュールを動的結合して作成するためには、副プログラムは共用ライブラリにロードモジュールとして作成し、主プログラムの翻訳・結合編集時に結合する副プログラムのロードモジュール名を指定する必要があります。
表:応用プログラムを動的結合する場合に必要なオプションに、応用プログラムを動的結合する場合に必要なオプションを示します。
翻訳対象の性質 |
指定するオプション |
備考 |
|
---|---|---|---|
SQL文を含む翻訳単位 |
主プログラム |
副プログラムのDLL名 |
結合する副プログラム |
-M |
COBOLの場合に指定 |
||
副プログラム |
動的リンクオプション |
動的結合の指定 |
|
SQL文を含まない翻訳単位 |
主プログラム |
副プログラムのDLL名 |
結合する副プログラム |
-M |
COBOLの場合に指定 |
||
副プログラム |
動的リンクオプション |
動的結合の指定 |
例1
SQL文を使用する主プログラム(DEMO10MAIN.SC)と、SQL文を使用する2個の副プログラム(SUB1.SC、SUB2.SC)を動的結合します。DLL名は、副プログラムを“SUB1.LIB”および“SUB2.LIB”とします。主プログラムのロードモジュール名は、“DEMO10MAIN.EXE”とします。
cd C:\USERS\DEFAULT\APPLICATION\SRC sqlcc -L"/DLL /EXPORT:SUB1" SUB1.SC sqlcc -L"/DLL /EXPORT:SUB2" SUB2.SC sqlcc -L"/out:..\BIN\DEMO10MAIN.EXE SUB1.LIB SUB2.LIB" DEMO10MAIN.SC |
例2
SQL文を使用しない主プログラム(DEMO11MAIN.C)と、SQL文を使用する副プログラム(SUB3.SC)、およびSQL文を使用しない副プログラム(SUB4.C)を動的結合します。副プログラムのライブラリ名は、“SUB3.LIB”および“SUB4.LIB”、主プログラムのロードモジュール名を“DEMO11MAIN.EXE”とします。
cd C:\USERS\DEFAULT\APPLICATION\SRC sqlcc -L"/DLL /EXPORT:SUB3" SUB3.SC cl /c SUB4.C link /DLL /EXPORT:SUB4 SUB4.OBJ cl /o..\BIN\DEMO11MAIN.EXE DEMO11MAIN.C SUB3.LIB SUB4.LIB |
例1
SQL文を使用する主プログラム(DEMO12MAIN.SCOB)と、SQL文を使用する2個の副プログラム(SUB5.SCOB、SUB6.SCOB)を動的結合します。DLL名は、副プログラムを“SUB5.LIB”および“SUB6.LIB”とします。主プログラムのロードモジュール名は、“DEMO12MAIN.EXE”とします。
cd C:\USERS\DEFAULT\APPLICATION\SRC sqlcobol -L"/DLL /EXPORT:SUB5" SUB5.SCOB sqlcobol -L"/DLL /EXPORT:SUB6" SUB6.SCOB sqlcobol -L"/out:..\BIN\DEMO12MAIN.EXE SUB5.LIB SUB6.LIB" DEMO12MAIN.SCOB -M |
例2
SQL文を使用しない主プログラム(DEMO13MAIN.COBOL)と、SQL文を使用する副プログラム(SUB7.SCOB)、およびSQL文を使用しない副プログラム(SUB8.COBOL)を動的結合します。副プログラムのDLL名は、“SUB7.LIB”および“SUB8.LIB”、主プログラムのロードモジュール名を“DEMO13MAIN.EXE”とします。
cd C:\USERS\DEFAULT\APPLICATION\SRC sqlcobol -L"/DLL /EXPORT:SUB7" SUB7.SCOB cobol32 SUB8.COBOL link /DLL /EXPORT:SUB8 SUB8.OBJ F3BICIMP.LIB LIBC.LIB KERNEL32.LIB USER32.LIB cobol32 -M DEMO13MAIN.COBOL link /out:..\BIN\DEMO13MAIN.EXE DEMO13MAIN.OBJ SUB7.LIB SUB8.LIB F3BICIMP.LIB LIBC.LIB KERNEL32.LIB USER32.LIB |
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